
ホンダは21日、現行『CB1300』シリーズの最終モデルとなる「ファイナルエディション」を発表した。初代モデルをイメージしたカラーリングが特徴で、2月28日に発売となる。長年愛され続けてきたモデルだけにSNSでは別れを惜しむ声も見られた。
CB1300シリーズは、「PROJECT BIG-1」のコンセプトを具現化し、1992年に販売を開始した初代モデルの系譜を継ぐネイキッド・ロードスポーツバイク。PROJECT BIG-1とは、“新しい時代にふさわしいホンダのロードスポーツモデルはどうあるべきか”を徹底追求し、水冷・4ストローク・DOHC・直列4気筒エンジンを搭載、その体躯はあくまでもセクシー&ワイルドであること、走る者の心を魅了する感動性能を有することを基本コンセプトとした。
最終モデルとなる今回のCB1300シリーズには、これまでPROJECT BIG-1のコンセプトにより開発された製品群を愛してきたユーザーに向けて、初代モデルをイメージしたカラーリングを随所に施した。「CB1300 SUPER FOUR Final Edition」と「CB1300 SUPER BOL D’OR Final Edition」は、精悍な印象を与える「グラファイトブラック」の1色設定とし、フロントフォークのボトムケースをバフクリア塗装仕上げとした。
専用のフロントフォークとリアサスペンション、フロントキャリパーを採用し、よりスポーティーな走りと上質な乗り心地を追求した「CB1300 SUPER FOUR SP Final Edition」と「CB1300 SUPER BOL D’OR SP Final Edition」は、PROJECT BIG-1の象徴的なカラーである「パールサンビームホワイト」の1色設定としている。
両タイプともに、燃料タンク上部に“Final Edition”のステッカーを配し、初代モデルの車体配色にあわせ、ドライブチェーンをゴールドのカラーに、スイングアーム、トップブリッジ、ステアリングステムをシルバーのカラーに設定している。燃料タンク側面のデザインには、スーパーフォアにはHondaロゴのステッカーを、ボルドールにはウイングマークのバッジを採用している。
価格は「CB1300 SUPER FOUR Final Edition」が172万7000円、「CB1300 SUPER BOL D’OR Final Edition」が183万7000円、「CB1300 SUPER FOUR SP Final Edition」が210万1000円、「CB1300 SUPER BOL D’OR SP Final Edition」が221万1000円(いずれも税込)となっている。
そんなCB1300シリーズの最終モデルとなる「ファイナルエディション」にSNS上では多くの反響の声が上がっている。
「えー!かっこいいやん!」とスタイルを高評価する声や「1300はラストだし本気で狙ってみよう」といった購入を検討しているといったコメントも見られた。また実際に「契約して帰ってきてしまった」とコメントするユーザーも。
一時代を築いてきたモデルだけに、「ついに生産終了か… 時代の流れとはいえばそれまでですが」「ザ・バイクってデザインのCB 最後か…」「四気筒モデルどんどん減ってしまう。かなしいね」など、残念がる声も多く集まっていた。






