大幅アップデートしたアウディ『RS3』と『S3』《写真提供 アウディジャパン》

アウディジャパンは、アウディのプレミアムコンパクト『A3スポーツバック』と『A3セダン』の高性能スポーツモデル『S3』と『RS3』を改良し発売した。

2024年12月に大幅アップデートをおこなったA3シリーズをベースに、パワーアップが施されている。

◆333psへとパワーアップした『S3』
S3は出力の向上、トルクスプリッターの採用等により、パフォーマンスとハンドリング性能が向上した。

2.0TFSIエンジンは最高出力245kW(333ps)、最大トルク420Nmを達成、7速SトロニックとAWDの「quattro(クワトロ)」を組み合わせる。上位モデルであるRS3に採用されていたトルクスプリッターを装着し、リヤアクスル左右のトルク配分を自在にコントロールすることにより、アンダーステアを防いで俊敏なコーナリングを実現する。またS3のサスペンションは、標準モデルに比べて10mm低められているほか、オプションでダンピングコントロールサスペンションを選ぶことも可能。

エクステリアは、専用パターンにL字型のデザインエレメントを施したシングルフレームグリル、大型のエアインテークを備えたフロントバンパーによるフロントデザイン、専用デザインのスポーティなディフューザー、左右4本出しパフォーマンスエキゾーストシステムを採用。ブラックを基調としたインテリアは、パーシャルレザーのスポーツシートが標準装備し、内外装ともにプレミアムスポーツモデルであることを主張する。

価格は「S3スポーツバック」が756万円、「S3セダン」が771万円。

◆ニュル最速コンパクト『RS3』
シリーズトップモデルのRS3は、今回のアップグレードで、さらにスポーティさに磨きをかけた。

エンジンは、独特のファイアリングオーダー(点火順序)により、アウディ伝統の5気筒エンジンサウンドを特徴とする2.5 TFSIを搭載。最高出力は294kW(400ps)、最大トルク500Nmを発揮し、0-100km/hをわずか3.8秒(欧州計測値)で加速、最高速度は280km/hに達する。

RS専用にチューニングされたトルクスプリッターが備わるクワトロを採用。サスペンションは標準モデルに比べて15mmローダウンされ、改良されたサスペンションコントロールとともに、より高いコーナリング速度を実現する。

アウディドライブセレクトには、リヤ外輪に100%のトルクを配分して、ドリフトを容易にする「RSトルクリヤ」と、セミスリックタイヤに対応してサーキット走行に最適化した「RSパフォーマンス」モードを設定。「RSトルクリヤ」ではステアリング操作により、さらに容易にオーバーステアを誘発できるようになった。

アップデートされたRS3は、ニュルブルクリンク北コースでコンパクトカークラス最速の7分33.123秒のラップタイムレコードホルダー(発表時点)となっている。

エクステリアはアウディスポーツ製のマットブラック5Yスポークデザインアルミホイール、RS専用デザインの前後バンパー、ダイヤモンドパターンを採用したシングルフレームグリル、フロントフェンダー直後の大型エアアウトレットなどにより、ダイナミックな印象を際だたせている。左右2本出しの楕円形テールパイプに加えて、縦型のサイドリフレクターとリヤディフューザー中央のリフレクターなどにより、個性的なリヤビューを演出する。

インテリアは、ファイナッパレザーのスポーツシートや、上下をフラットとしたダブルフラットシェイプデザインのステアリングホイール、RSモードに素早く切り替え可能なサテライトスイッチ、RS専用ディスプレイモードを備えたアウディ バーチャルコックピットプラスなどにより、スポーティさとプレミアム性を強めた。

価格は「RS3スポーツバック」が906万円、「RS3セダン」が925万円。

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