ジャガー タイプ00 量産型のプロトタイプ《APOLLO NEWS SERVICE》

EVメーカーとして生まれ変わろうとしているジャガー。2024年末に新たなブランドロゴを発表すると賛否両論が飛び交ったのも記憶に新しいが、同時に発表された超高級EVセダン『タイプ00コンセプト』の全貌がいよいよ見えてきた。量産型プロトタイプをスクープ班のカメラが初めて捉えた。

最後に新型を発表してから8年が経つジャガーは今、フル電気自動車となる4ドアグランツーリスモ『タイプ00』の開発で活気を見せている。

タイプ00の導入によってジャガーは内燃エンジンに別れを告げ、台数を追う事業にも別れを告げる。ジャガーのマネージングディレクターであるロードン・グローバー氏は昨年、「電気自動車の高級ブランドへの台頭に備える」とアナウンスした。

かつて自動車デザインにおける優雅さの象徴のひとつだったジャガーは、タイプ00でデザインの伝統も捨て去る。タイプ00は型破りでありながらもクリーンな新デザインを取り入れ、個性的なプロポーションが特徴だ。

全長は5メートルを超え、電気自動車としては異例に長いボンネットと、斬新なエクステリアデザインを備えている。インテリアについても、デザイン責任者のジェリー・マクガバン氏は「複数を搭載するスクリーンと新素材にフォーカスして、車内でも新境地を開拓している」と語っている。

豪雪のスウェーデン山中で捉えたプロトタイプは、厳重なカモフラージュのためにディテールが不明だ。しかしヴェールを脱げば、セクシーなルーフラインと滑らかなテールが予想される。ホイールベースが長く、ドアと前輪の間のスペースに、巨大な四角い充電フラップ(蓋)が収まるほどだ。これは車体両側にひとつずつあることが確認できる。フラッシュドアハンドルも見られる。また後方のシャットラインから、このセダンがリフトバックであることがわかる。

タイプ00の技術仕様については、JEA(Jaguar Electrified Architecture)と呼ばれるEV専用のプラットフォームをベースとすること、航続が770kmで、15分で320km以上を充電できることが明らかになっている。グローバー氏は「これは私たちが作った中で最もパワフルなジャガーになる」と語った。

タイプ00の価格はおそらく15万6000ドル(約2350万円)を超える。ワールドプレミアは2025年後半と予告されており、生産は2027年からと予想されている。変革の一環として、電気自動車のI-PACEを含むジャガーの現行モデルはすべて、タイプ00の発売までに廃止される予定だ。

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