
ランチアは2月8〜9日、「ラリーミーティング」をイタリア・ヴィチェンツァで開催すると発表した。
2度のラリー世界チャンピオンのミキ・ビアジョンが登場するこのイベントでは、ロードレースやオフロードレースの臨場感を体験し、世界トップクラスのドライバーと交流できる。
今回、ランチアブランドが公式に参加し、最新の3モデルを展示する。その中の1台が、ラリー界復帰を飾る新型レースカー『イプシロン ラリー4 HF』だ。212hpの1.2リットルターボエンジンを搭載し、SADEV社製5速ギアボックスと調整可能なオーリンズ製ショックアブソーバーを備える。
このマシンは、2025年イタリアラリー選手権の6レースで競われる「ランチアトロフィー」に投入される。総額30万ユーロ以上の賞金が用意され、若手ドライバーの登竜門として期待されている。優勝者は2026年の欧州ラリー選手権に、ランチア公式チームのマシンで参戦できる。
また、ブランド新時代の幕開けを告げる高性能モデル『イプシロン HF』も展示される。280hpのこのモデルは、0-100km/h加速5.7秒未満で、ランチアの過去の過激なモデルにインスパイアされたデザインが特徴だ。
さらに、1920年代以降のランチアのモータースポーツ参戦車両も展示される。ステランティス・ヘリテージコレクションから4台が出展され、1974年のランチア『ストラトス HF』の「アリタリア」(1976年ポルトガルラリー優勝車)などが含まれる。
会場外では、特設サーキットでのデモ走行や、イタリアドリフト選手権のトップドライバーによるエキシビションも予定されている。



