BMW『iX』改良新型の「M70 xDrive」《photo by BMW》

BMWは、電動SUV『iX』の改良新型に最上位モデルとして、欧州で『iX M70 xDrive』を設定すると発表した。従来の『iX M60』の後継モデルとなる。

この新モデルは、BMWのMパフォーマンス部門が手がけた高性能電気自動車(EV)。

iX M70 xDriveは、マイモードスポーツ設定時に最高出力485kW(659hp)を発揮する。さらに、ローンチコントロール機能を使用すると、最大トルク1100Nmという圧倒的なパワーを引き出すことができる。

従来モデルのiX M60の場合、ツインモーターは最大出力540hp(10秒間に限って619hpにブーストが可能)だったが、iX M70 xDriveは40hpのパワーアップとなる。

この強力なパワートレインにより、iX M70 xDriveは0-100km/h加速を3.8秒で達成する。さらに、「1フットロールアウト」方式を用いると、この数値は3.5秒にまで短縮される。最高速度は250km/hに設定されている。

新型のバッテリーセル技術により、高電圧バッテリーのエネルギー容量は108.9kWhに増加した。また、新しいインバーター技術がドライブシステムの電力密度を最適化し、バッテリーから電気モーターへのエネルギー転送効率を高めている。

これらの技術革新により、iX M70 xDriveの航続距離は最大で600kmに向上した。さらに、アダプティブ回生ブレーキシステムや「MAXレンジ」機能により、実際の走行時の効率も大幅に改善されている。

シャシー面では、電子制御ショックアブソーバー付きのアダプティブ2軸エアサスペンション、Mスペシフィックチューニング、インテグラルアクティブステアリング、スポーツブレーキシステムなどが標準装備されている。

インテリアでは、BMW Operating System 8.5を搭載したBMW iDriveシステムが、直感的な操作性と高度なデジタルサービスを提供する。さらに、5Gモバイル通信アンテナにより、最適な接続性も確保されている。

iX M70 xDriveは、BMWの電動化戦略における重要なモデルとして位置付けられており、高性能と環境性能を両立した次世代の電気自動車の姿を示している。

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