ジープ・ラングラー《写真提供 ステランティスジャパン》

ステランティスジャパンは23日、ジープ『ラングラー』、『グランドチェロキー』などのステアリングコラムについて、電気回路の接合が不十分だったとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。

対象となるのは2023年5月〜2024年3月に輸入されたジープ・ラングラー、グランドチェロキーなど計544台。及び、2019年3月〜2023年6月に輸入され、リコール対象の部品が取り付けられたラングラー24台。

ステアリングコラムコントロールモジュールにおいて、製造工程が不適切なため、電気回路の接合が不十分な箇所がある。そのため、当該箇所が導通不良となり、エアバッグ警告灯が点灯するおそれがあり、最悪の場合、前面衝突時に運転席エアバッグが展開しない。

これに対し、ステランティスジャパンは対象車両の使用者へダイレクトメール等で通知の上、全車両のステアリングコラムコントロールモジュールのシリアル番号を診断機で確認。該当する場合はコラムモジュールを良品に交換する。

これまでに、この件に係る不具合や事故は報告されていない。

改善箇所《画像提供 国交省》