BMWモトラッドは、大型クルーザーモデル『R18 B』の2025年モデルを欧州で発表した。機能性と外観をさらに向上させる新たな装備を採用している。
最も注目すべき変更点は、お気に入りボタンの標準装備だ。右側のハンドルバーのメーターパネルに配置されたこのボタンにより、ライダーは計器盤のメニューを操作することなく、グリップヒーターなどの機能に素早くアクセスできるようになった。
これまでこの位置にあったセントラルロックシステムのスイッチは、お気に入りボタンに置き換えられた。ただし、セントラルロックシステムはリモコンキーで操作可能なため、利便性は損なわれていない。
外観面では、新たに「ブラックアウト」というオプション装備が追加された。これには、ブラックのパワートレイン、ブラックデザインオプション、ダーククロームの排気システム、そしてブラックハイグロスまたはダーククロームの各種コンポーネントが含まれる。
さらに、既存のオプション装備「Option 719 Black Pearl」にも変更が加えられた。プッシュロッドとインテークサイレンサーがダーククローム仕様となり、よりシックな外観を実現している。
新たに追加されたオプションとしては、ボディカラーに合わせたフィラーパネルがある。また、ヒルスタートコントロール、ロック可能な燃料キャップ、RDC（タイヤ空気圧モニタリングシステム）、セントラルロッキング、シートヒーターを含むコンフォートパッケージも用意された。
これらの新機能と装備オプションにより、BMW R18 Bはライダーの好みに合わせてさらにカスタマイズしやすくなった。高級感と実用性を兼ね備えたこのモデルは、長距離ツーリングを楽しむライダーにとって、より魅力的な選択肢となる。
