
フィアットは、ミニバンの『デュカト』がドイツ『プロモービル』誌の読者投票で、17年連続「最も人気のあるモーターホームベース車両」に選ばれたと発表した。
この投票は25年以上にわたりレジャー車両業界のトレンドを示す重要な指標となっており、デュカトの市場での一貫した優位性を反映しているという。
この栄誉ある評価に加え、フィアットは2024年、ドイツで登録されたレジャー車両部門で成長を遂げ、合計2万6324台を販売した。これは前年比28%増という印象的な伸びを示しており、競争の激しい市場での同ブランドの持続的な魅力を裏付けている。
デュカトの成功と今回の新たな評価は、レジャー車両部門での卓越性に起因している。主な特徴として、第4世代直噴システムを搭載した2.2Lマルチジェット4.0エンジン、信頼性・性能・排出ガスを改善した最適化された排気ガス再循環システム、軽量車両(Euro 6E)および重量車両(Euro VIE)基準への適合が挙げられる。
さらに、新しい8速ATと450Nmのトルクを備え、より均衡の取れた効率的なパワートレインにより、CO2排出量を10%改善している。
加えて、デュカトには包括的な安全キャンパーパックが付属しており、レーンサポート、交通標識認識、インテリジェントスピードアシストなどの機能が含まれている。また、回転式キャプテンシートとアダプティブクルーズコントロールにより、ドライバーの快適性を向上させている。
デュカトの成功の鍵は、当初からカスタマイズのためのプラットフォームとして設計された点にある。ビジネス用途には実用的でプロフェッショナルなアプローチを提供しつつ、レジャー目的にも柔軟に対応できる汎用性を持っている。
17年連続の受賞と、車両の継続的な革新と性能向上により、デュカトは世界中のモーターホーム愛好家にとって第一選択肢としての地位を確立している。


