ロータス・エメヤ《写真提供 ロータス》

ロータス初のエレクトリック・ハイパーGTである『EMEYA(エメヤ)』が8月22日、東京・南青山にて日本初お披露目を果たした。ロータスのデザインとエンジニアリングのDNAを受け継ぎ、最新の最先端テクノロジーを融合させた次世代ハイパーEVだ。

◆ロータス初のエレクトリックGT
エメヤはロータス初のエレクトリックGT(グランドツアラー)であり、ロータスの輝かしい歴史とスポーツカーのパフォーマンス、そして最新のテクノロジーを結集した。0-100km/h加速は2.8秒以下で、世界最速クラスのエレクトリックGTだ。

エメヤは、400kW(600A対応)のDC急速充電器を使用し、10〜80%の充電が14分で可能で、現在入手可能な電気自動車の中で最も急速な充電が可能な車のひとつ。オール・エレクトリック・パワートレインは、パフォーマンス、レスポンス、そして航続の完璧なバランスをめざして開発され、WLTPモードでの航続は610kmに達する。

そして、スポーツカー並みの性能を持ちながら、日常での使いやすさを乗員へ提供する。ボディは5ドア・ハッチバックだ。

◆ロータスのDNAを受け継ぐGT
ロータス・グループの副社長兼デザイン担当であるベン・ペイン氏は、「ロータスの集大成であるエメヤは、かつて見たことのないロータスとなった。私たちは今後も、ドライバーとロードとをつなぐラグジュアリーなパフォーマンスカーを創造していく。新しいテクノロジーと過去からの美学を組み合わせることで、エメヤは私たちを未来へと導く」と述べた。

“かつて見たことのないロータス”というのはあながち大げさではなく、4ドアは初めて、4シーターも2+2を含めて少数しかない。リアゲートを持つボディも、シューティングブレークの『エリート』2代目ぐらいか。

エメヤは、デザイン、パワーと精度、安全性、ダイナミックなハンドリング、エモーションとロジックといった、ロータス・スポーツカーの核となるDNAをそのままに、最新のエンジニアリング性能と新しい機能の選択肢が増えたことで、さらにパワフルになり、ライバルの追随を許さないGTとなった。

大胆で筋肉質なホイールアーチは、1950年代から1960年代のロードカーやレースマシンにまで遡るロータスの特徴であり、エメヤのパフォーマンスの伝統を強調するデザイン要素となっている。

◆効率を追求した設計
エメヤは、世界中のサーキットで成功に導いたロータスの強みであるエアロダイナミクスにインスパイアされたモデルであり、スピードとパフォーマンスを向上させる高度なアクティブ・エアロダイナミクス性能を誇る。

具体的には、アクティブ・フロントグリル、リア・ディフューザー、リア・スポイラーなどの先駆的な空力デバイスを装備。抗力係数は0.21Cd、また150kgを超えるダウンフォースを実現している。これらと低重心とが相まって走行時の安定性を高め、優れた乗り心地とハンドリングにおいて、GTセグメントの新たなスタンダードを確立した。

最高出力905bhpのエメヤは、0-100km/h加速2.8秒以下、0-200km/h加速9秒。バッテリーは冷却特性に考慮した高性能ツインレイヤー・バッテリーを搭載した。

エメヤは、レンジ、ツアー、スポーツ、インディビジュアル、トラックの走行モードを装備。ドライバーは、車高、エアサスペンションの硬さ、加速レスポンス、シート形状などをコントロールし、さまざまな環境で効率、パフォーマンス、快適性を最適化することができる。

エメヤは既に生産が開始されており、日本では2024年末から顧客へのデリバリーが始まる予定だ。

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