「小型・薄型のパワードサブウーファー」の取り付け例(ミューディメンション・Black Box X8)。Photo by イース・コーポレーション

愛車のサウンドシステムをバージョンアップしたいと考えているドライバーに向けて、それを実行に移そうとするときに役立つ製品情報を多角的に発信している当コーナー。今回は「小型・薄型のパワードサブウーファー」のチョイスの勘どころを解説していく。

早速本題に入ろう。「小型・薄型のパワードサブウーファー」を選ぶ際にまず気にするべきはズバリ、「サイズ」だ。「ボックスサブウーファー」や「単体サブウーファー」ではなくこれを選択するということは、インストール性の高さも重んじているからこそだ。となると、愛車のシート下に入らなければ意味がなくなる。

なのであらかじめ愛車のシート下のクリアランスがどのくらいなのかを測定し、その寸法内に収まるモデルを選ぶことが肝要となる。候補となるモデルが見つかったら都度サイズを確認し、大きさ的に不可であればそれはすぐさま候補から外そう。

そしてその次にポイントとなるのは、「音」と「価格」だ。というのも、音質性能の高いモデルは価格も高くなる。例えば2万円のモデルと6万円のモデルとを比べる場合その価格差は3倍にも及び、その差は音質性能にも相応に現れる。高額なモデルの方がより良い部材やパーツを使えるがゆえだ。なので音を優先したいのであれば価格的にどこまで許容できるか、そこのところが見極めるべきポイントとなってくる。

または、「安さ」を重視するという選択方法も有り得ている。リーズナブルであることを利点と考えて「小型・薄型のパワードサブウーファー」をセレクトするのであればなおさらだ。そうであったら音質性能はある程度割り切り、「安さ」にこだわるのもアリだ。

というわけで「音」を取るか「安さ」を取るかが大きな分かれ目となってくる。自分として重視すべきはどちらなのかを熟考し、その2点の折り合うポイントを探りマイベストをセレクトしよう。

なおリーズナブルなモデルの中には、必ずしも「バッ直」をしなくても良いとされているモデルもある。「バッ直」とは、プラス電源線を車両のメインバッテリーから直接引き込む配線方法のことを指す。これをしなくても良いとなると、取り付け費用も抑えられる。総コストを抑制したいと考える場合には、その点も併せて確認しよう。

ただし、そのようなモデルであっても「バッ直」した方が音的には有利だ。そうであることも頭の片隅に置いておきたい。

今回は以上だ。次回はその他のチェックポイントについて説明していく。お楽しみに。