フィアット・シティカー《photo by Fiat》

フィアットは2月25日、コンセプトモデル『シティカー』を欧州で発表した。次期『パンダ』を示唆している。フィアットは同日、製品ラインアップの次のステップを発表した。シティカーは複数が発表されたコンセプトカーの一つ。

シティカーは、現行パンダよりもボディサイズが大きい。フィアットが“メガパンダ”と呼ぶサイズ感だ。デザインは、ブランド発祥の地のイタリア・トリノの象徴的な建物、屋上にテストコースがあった「リンゴット」からインスピレーションを得ている。

フィアットのデザイナーは、新しいデザイン言語を創造する際に、構造的な軽さ、空間の最適化、明るさなど、リンゴットの特徴からインスピレーションを得た。一方、ルーフ上の 「La Pista 500 」コースの楕円形は、ダッシュボードからディスプレイ、シートに至るまで、インテリアの一部にも影響を与えている。

さらに、フィアットは、再生プラスチックや竹繊維など、持続可能な素材を使いた。また、自動巻き取りケーブルによって、プラグの抜き差しを容易にする。高いドライビングポジションと堅牢なデザインにより、シティカーは世界中の顧客にとって、混雑した都市環境で威力を発揮するという。また同時に、家族での週末旅行やバカンスのための広々とした多用途性も備えている。

新ファミリーの最初のクルマは2024年7月に発表される予定で、2027年まで毎年新型車が発表されるという。

フィアット・シティカー《photo by Fiat》 フィアット・シティカー《photo by Fiat》 フィアット・シティカー《photo by Fiat》 フィアット・シティカー《photo by Fiat》