アウディ S3 セダン 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》

アウディの主力コンパクトモデル『A3』。第4世代となる現行型が登場してから3年あまりが経過し、改良モデルの開発が進行中だ。最新のA3ファミリーは、フォルクスワーゲングループの前輪駆動プラットフォーム「MQB」のアップデートバージョンを採用している。同じプラットフォームを採用するVW『ゴルフ』とは実質兄弟モデルにあたり、ほぼ同じタイミングで大幅改良となることが見込まれている。

今回スクープしたプロトタイプはセダンタイプで、「S」バッジの付いたブレーキキャリパー、4本出しのマフラーから「S3セダン」と見られる。

カモフラージュが施されているものの、フロントグリル内のメッシュパターンは大きくなり、グリル自体が薄くワイド化されていることがわかる。またコーナーエアインテークの形状やメッシュも刷新され、バンパー下部には台形のインテークが配置されている。ヘッドライト内部は偽装で見えないが、LEDデイタイムランニングライトのグラフィックが新設計されるのは確実。フロントマスクの印象はかなり変わりそうだ。

リアセクションはフェンダーからバンパー、そしてテールランプにカモフラージュが施されている。バンパーコーナーには水平から垂直に変更されたリフレクターが配置され、コーナーアウトレットが削除されよりシンプルな形状になっていることがわかる。テールランプのグラフィックも変更され、フロントと同様に違った表情を見せてくれるだろう。

インテリアでは、現在の12.3インチ・インフォテイメントシステムスクリーンがさらに大型化される可能性がある。

現行型S3のパワートレインは、最高出力306ps、最大トルク400Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載している。改良モデルのスペック情報は掴んでいないが、VWゴルフが出力向上を果たすという情報があり、A3およびS3もさらなるパワーアップが期待される。

A3ファミリーの改良は、早ければ2023年内にもお披露目となるだろう。高性能モデルのS3は2024年以降と予想される。完全電動化をめざすアウディは、2027年に次世代「スケーラブル・システム・プラットフォーム」を採用する、フルエレクトリック(BEV)版のA3を投入予定だ。つまり今回の改良が、最後の内燃機関を搭載するA3ファミリーということになるだろう。

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