ボルボ EX30《photo by Volvo Cars》

ボルボカーズは10月3日、新型コンパクト電動SUVボルボ『EX30』(Volvo EX30)を米国市場で発売した。現地ベース価格は、 3万4950ドル(約520万円)だ。

EX30には、3種類のパワートレインと2種類のバッテリーを用意した。「シングルモーター」仕様には、LFPバッテリーを積む。このLFPスタンダードレンジバッテリーは、リン酸鉄リチウムの化学反応を使用したバッテリーだ。コストパフォーマンスが高く、資源消費も少ないため、最大限の航続距離を必要としない場合に最適な選択肢になるという。

最大限の航続を求める顧客に適しているのが、NMCバッテリーを搭載した「シングルモーター・エクステンデッドレンジ」仕様だ。NMCバッテリーは、リチウム、ニッケル、マンガン、コバルトを使用し、LFPバッテリーよりも効率的にエネルギーを生成する。このシングルモーター・エクステンデッドレンジ仕様は、1回の充電での航続が米国仕様の場合、最大443kmに到達する。

パフォーマンスを重視する顧客には、「ツインモーター・パフォーマンス」仕様を設定する。NMCバッテリーに追加のモーターを搭載した。このEX30の全輪駆動モデルは最大出力428hpで、0〜96km/h加速は3.4秒で駆け抜ける。ボルボ史上最速の加速性能という。

EX30のテーマである「集約化」は、ダッシュボードの中央に配置された12.3インチのセンタースクリーンに表れている。そこには、ドライバーに必要な関連する情報がすべて表示される。ひとつの画面にすべてを集約することで、運転席に広さを感じさせるとともに、素材の使用量も削減することができるという。

また、センタースクリーンには、最も重要な情報以外のものを取り除き、集中力を高める「Calm」表示も用意されている。この機能は、とくに夜間に有効で、長時間の運転で目にかかる負担を軽減することができる、と自負する。

最先端のインフォテインメントを目指して、Google(グーグル)搭載のEX30には、「Googleアシスタント」によるハンズフリー支援、「Googleマップ」のナビゲーション、「Google Play」のお気に入りアプリが、すべて組み込まれている。また、EX30はボルボ車として初めて、ワイヤレスのApple 「CarPlay」機能を搭載している。

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