ブラバス 850(メルセデス・マイバッハ Sクラス がベース)《photo by BRABUS》

ブラバス(BRABUS)は8月8日、メルセデス・マイバッハ『Sクラス』のカスタマイズモデル、ブラバス『850』を欧州で発表した。


◆0〜100km/h加速は4.5秒から4.1秒に短縮
ブラバス850は、メルセデス・マイバッハ Sクラスの「S680」グレードがベースだ。6.0リットルのV型12気筒ガソリンエンジンは、排気量を6.3リットルに拡大。さらに、高性能ターボチャージャーの装着や、エンジンコンピュータなどにチューニングを施した。

その結果、最大出力は612hpから850hpに、最大トルクは91.8kgmから142.7kgmに引き上げられた。0〜100km/h加速は4.5秒から4.1秒に、0.4秒短縮。最高速は250km/hでリミッターが作動する。

ステンレス製のBRABUSエグゾーストシステムには、最新のバルブ制御技術を採用した。「Coming Home」モードで控えめなサウンドを演出することや、「Sport」モードで12気筒エンジンのサウンドを堪能することができる。テールパイプは楕円形のデザイン。排気の背圧を低減することで、車両のパワーデリバリーを最適化しているという。

◆22インチのBRABUSの鍛造ホイール「Monoblock Z」
フロントでは、BRABUSのフロントリップスポイラーとサイドエアインテーク用アタッチメントをカーボンファイバー製とした。高速走行時にフロントアクスルにかかる揚力を低減し、走行安定性をさらに最適化するために開発された。風洞実験の結果を反映した構造により、気流はラジエーターとフロントブレーキに、より効率的に導かれる、と自負する。

リアには、BRABUSのカーボンファイバー製ディフューザを装着した。BRABUSのエグゾーストシステムのブラックエナメル仕上げの2本のテールパイプを組み合わせる。BRABUSのカスタムラジエターグリルフレームなどのパーツは、ブラック仕上げとした。

足元には、22インチのBRABUSの鍛造ホイール「Monoblock Z」が装着されている。最新の鍛造技術とCNCマシニングによって、強度と軽量化を追求した。マルチスポークデザインが特長のMonoblock Zホイールは、ハンドリングを向上させるために開発された。その効果は、エアサスペンション用のBRABUS「SportXtra」コントロールモジュールによってさらに高められ、乗り心地を損なうことなく、車高を最大20mm下げることができる。

◆BRABUSの「マスターピース」インテリア
室内には、BRABUSの「マスターピース」インテリアを用意している。シートからドアトリム、特注のBRABUSフロアマットに至るまで、キャビンにはBRABUS独自のダークグレーカラースキームで統一された。シートなどには、ソフトで通気性の高いレザーが採用されている。エレガントでダークな色合いのトップステッチとパイピングが、デザインを際立たせている。

インテリアにも、高品質のカーボンファイバーがスポーティなアクセントを添えている。これには、ステアリングホイール、ダッシュボード、センターコンソール、ドアトリムに採用されたBRABUSのシグネチャーカーボンが含まれている。ペダルにもBRABUSパッドが装着された。カーボンファイバー製でありながら、特別に開発されたデザインによって、確実な踏み心地を実現しているという。

さらに、スイッチ、トリムパネル、吹き出し口など、300を超えるプラスチックパーツには「シャドウ・クローム」仕上げが施された。すべてのBRABUSマスターピースインテリアは、顧客の好みの仕様に合わせて、細部までカスタマイズすることができる、としている。

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