スバルモータースポーツUSAは8月2日、4ドアスポーツセダン『WRX』新型(日本名:『WRX S4』に相当)がベースのラリーカーを発表した。トラビス・パストラーナ選手を擁し、アメリカンラリー選手権(ARA)のオープン4WDクラスに参戦する予定だ。
テクニカルパートナーのバーモント・スポーツカーが競技用に製作した。ARAのオープン4WDクラスの仕様とレギュレーションに基づき、最大限のパフォーマンスを発揮できるよう設計されている。米国に上陸した新型WRXの第一号車をベースにしており、18か月に及ぶ開発とテストが行われた。
2.0リットル水平対向4気筒ガソリンエンジンには、特注のターボチャージャー&インタークーラーを装備した。33mmのリストリクターと上限ブースト22psiというレギュレーションを満たし、最大出力320hp、最大トルク52.5kgmを発生する。SADEV製6速クロースレシオトランスミッションが、4輪にパワーを伝達する。
フルシーム溶接されたボディシェルと、T45スチール製のFIA/USAC仕様のロールケージを採用した。ノーマルのガソリンタンクは、82リットルのケブラー製燃料セルに変更。スパルコADVプライムの競技用シートには、「HANS」(頭部・頸部拘束システム)やFIA公認のエネルギー吸収パッドが装備されている。
カーボンファイバー製のワイドボディは、最新の空力レギュレーションを念頭に置いて、ゼロから設計された。大型カーボンファイバー製リアウイングを装着。マットなWRブルーパールに、クラシックなスバルのラリーカーを連想させるカラーリングを採用している。
スバル WRX 新型にラリーカー、320馬力ターボ搭載…米国発表
2023年08月03日(木) 16時00分
関連ニュース
- マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024 (04月25日 13時32分)
- スバル『レガシィ』セダン、2025年春に生産終了へ…電動化への移行を反映 (04月25日 08時00分)
- トヨタ『クラウンセダン』は違う---水素を使う理由と苦労をチーフエンジニアが語る (04月17日 19時00分)
- マツダの新型セダン、ティザー…間もなく中国で実車発表へ (04月16日 07時30分)
- 初代は意外と短命だった、VW初のFF・3ボックスセダン『ジェッタ』【懐かしのカーカタログ】 (04月14日 15時00分)