BMW iX1 のアートカー《photo by BMW》

BMWグループ(BMW Group)は7月11日、新型コンパクト電動SUV『iX1』のアートカーを、ドイツで初公開した。


◆マルク・ブランデンブルグ氏がiX1をデザイン
このアートカーは、BMWグループとドイツで最も歴史ある美術館、「シュテーデル美術館」との新たな長期的パートナーシップの締結を記念する1台限りのモデルだ。この新しいパートナーシップのメインとして、同美術館のコレクションアーティスト、マルク・ブランデンブルグ氏がBMW iX1をデザインした。

マルク・ブランデンブルク氏は、ドイツ・ベルリン在住。1965年にベルリンで生まれ、1968〜1977年まで幼少期の大半をアメリカで過ごし、1977年に家族とともに西ベルリンに戻った。その後、1980年代の終わりにかけて、ファッションとそのデザインを独学で学び、1990年代にファインアートの世界へ。ドローイングはマルク・ブランデンブルク氏の芸術創作の中心という。

BMW iX1のアートカーでは、マルク・ブランデンブルク氏の世界観が車体に表現された。ホワイトのボディカラーのiX1には、勢い良く流れるような黒色のラインが添えられ、ドアには左右で異なる人物が描かれた。同氏の作品に用いられている時間、空間、スピードの側面を、芸術的に車のデザインに取り入れたという。

◆1回の充電での航続は最大440km
iX1には、第5世代の「BMW eDrive」テクノロジーを搭載する。最初に発売された「xDrive30」グレードには、前後アクスルにそれぞれ1個のモーターを搭載し、4輪を駆動する。モーターは最大出力313hp、最大トルク50.4kgmを引き出す。

アクチュエーターに近い場所には、瞬時に作動するホイールスリップ制限テクノロジーを搭載しており、あらゆる地形で確実なトラクション性能を実現するという。パワフルなモーターは、0〜100km/h加速5.6秒、最高速180km/hの性能を発揮する。

バッテリーは蓄電容量64.7kWhで、車両の床下にフラットに配置された。1回の充電で、最大440kmの航続を可能にしている。『i7』にも搭載されている改良された充電ソフトウェアと効率的な充電テクノロジーにより、最大出力130kWの急速充電を利用すれば、バッテリー容量の8割を29分で充電できる。

◆リモートソフトウェアアップグレードが利用可能
最新の先進運転支援システム(ADAS)を搭載する。ブレーキ機能付きのクルーズコントロールとフロントコリジョン警告システムを標準装備した。これにより、交差点を曲がる際の対向車や歩行者、自転車を検出できるようになった。リバースアシストカメラとリバースアシスタントを含むパーキングアシスタントも、標準装備されている。

オプションとして、ステアリングアシスタント、レーンコントロールアシスタント、ストップ&ゴー機能付きアクティブクルーズコントロール、アクティブナビゲーション、出口警告機能、BMWヘッドアップディスプレイ、サラウンドビュー、リモート3Dビュー、BMWドライブレコーダー、リモート盗難レコーダーが用意される。

リモートソフトウェアアップグレードを利用して、さまざまな機能をアップグレードできる。これにより、新車購入後に、新しい機能を追加することも可能、としている。

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