ロータスカーズは7月7日、新型スポーツカー『エミーラ』(Lotus Emira)のV6エンジン搭載車を7月13日、英国で開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2023」に出展すると発表した。
◆0〜100km/h加速4.2秒で最高速は290km/h
エミーラは、新しいロータススポーツカーアーキテクチャをベースに開発された。ロータス押出し結合アルミ製シャシーテクノロジーを使用している。
エミーラは、2つのガソリンエンジンから選択できる。テクニカルパートナーのメルセデスAMG製の2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンと、『エキシージ』と『エヴォーラ』で定評あるトヨタ製の「2GR-FE」型3.5リットルV型6気筒ガソリンをスーパーチャージャーで過給したエンジンだ。それぞれがロータスによって調整され、ユニークで独特のキャラクターを生み出すという。
発売記念モデルの「V6ファーストエディション」には、3.5リットルV型6気筒ガソリンスーパーチャージャーエンジンを搭載する。最大出力は405ps、最大トルクは6速MTが42.8kgm、パドルシフト付き6速ATが43.8kgmを引き出す。このエンジンは、6800rpmまで許容する。0〜100km/h加速はMTが4.3秒、ATが4.2秒。最高速は290km/hに到達する。
◆EVハイパーカー『エヴァイヤ』のデザイン特徴を導入
エミーラは、EVハイパーカーの『エヴァイヤ』のデザインの特徴を導入した初めてのロータススポーツカーだ。エヴァイヤの影響は、流線的なサーフェイスと鮮明で特長的なラインに反映されているという。ボディサイズは全長4412mm、全幅1895mm、全高1225mm、ホイールベース2575mm。車両重量は最も軽い仕様で1405kgとしている。
エッジをシャープに仕上げたボンネット、後部に向かって引き締められたシュリンクラップされたキャビン、力強いリア回りに切り込まれたアーティスティックシェイプが施されたドアとベントを採用する。ボンネットのベントは、車の空気の流れを誘導し、エアロダイナミクスを最適化するために、エヴァイヤの構造から取り入れたものだ。
インテリアはドアトリムと一体化し、包み込むようなダッシュボードを採用した。名車『エスプリ』のシフトレバーを反映したMT車のシフトレバー配置や、V6エンジン搭載車のMTのセンターコンソールのベース部分の半露出のギアリンケージが特長だ。スタート/ストップボタンには、保護用の赤いカバーが付く。
◆装備が充実のV6ファーストエディション
V6ファーストエディションには、「ロータスドライバーズパック」を標準装備した。グッドイヤー「イーグルF1」スーパースポーツタイヤとミシュラン「パイロットスポーツカップ2」タイヤの2仕様から選択できる。どちらのタイヤも、エミーラのために特別に開発された。
V6ファーストエディションは、20インチの軽量Vスポークアルミホイールを装着する。ダイヤモンドカットされたプレミアムツートン仕上げが標準で、シルバーまたはグロスブラック仕上げが無償オプションで選択できる。ブランドのロゴ入りキャリパーを備えたツーピースブレーキディスクとタイヤ空気圧監視システム(TPMS)も標準装備している。
ロータス『エミーラ』、トヨタ製V6+スーパーチャージャーで405馬力…グッドウッド2023出展へ
2023年07月12日(水) 20時00分
関連ニュース
- BMWの4ドアクーペEV『i4』、改良新型は表情変化 (04月26日 10時30分)
- メルセデスベンツ GLCクーペ、PHEVモデルを追加…EV走行距離118km (04月25日 15時30分)
- BMWの4ドアEVクーペ『i4』、改良新型を発表へ (04月20日 09時00分)
- [15秒でわかる]メルセデスAMG『GT』新型…ハイパフォーマンスクーペは意外にも4人乗り可 (04月15日 08時30分)
- 最強モデルは後輪駆動で電動化もなし!? メルセデスAMG『GTクーペ』次の一手とは (04月10日 21時00分)