ダンロップ GEOMAX MX34《写真提供:住友ゴム工業》

ダンロップの住友ゴム工業は、モトクロス競技専用タイヤ「GEOMAX(ジオマックス)MX34」を7月1日から順次発売する。発売サイズはフロント6サイズ、リア11サイズで価格はオープン。

GEOMAX MX34は、国内外のレースで培ったダンロップの最新テクノロジーで開発した、マッド路面からミディアム路面まで、幅広い路面状況をワイドレンジにカバーするモトクロス競技専用タイヤ。

フロントタイヤはマッド〜ソフト路面での走破性に必要不可欠な泥はけを良くするためにブロック配置を最適化。泥が詰まりやすいミドル〜ショルダーエリアのブロック間隔を広げることで、泥はけ性能が向上した。リアタイヤは、センターブロックを高く幅広にすることで、よりたくさんの土を引っ掻き、トラクション性能が大幅アップ。ソフト〜ミディアム路面までの幅広い路面レンジで加速性能が向上している。

また、ブロックのしなやかさから得られるスライドコントロール性と、エッジ効果の増大によるコーナーグリップ性を同時に向上させた2段ステップブロック形状の「PCBT(プログレッシブ・コーナリング・ブロック・テクノロジー)」は「PCBT ADVANCED」へと進化。PCBTの回転方向のエッジ量を増やすことで、旋回中のグリップを向上させるとともに、PCBTの形状を貫通溝形状にすることにより、ブロックが路面に当たった時のブロック表面のしなり量を増やし、接地感を向上させた。

さらにジャンプ時の大きな衝撃の繰り返しによりタイヤ剛性が低下し、走行性能が悪化することを抑制する新カーカス材料を採用。優れた走行性能がスタートからゴールまで安定して持続する。

ダンロップ GEOMAX MX34の特性チャート《チャート提供:住友ゴム工業》 新開発したパターンでマッド路面からソフト路面での走破性を向上(フロント)《図版提供:住友ゴム工業》 新開発したパターンで高いトラクション性能を実現(リア)《図版提供:住友ゴム工業》 新技術「PCBT ADVANCED」によりグリップ性能と接地感の向上を実現《図版提供:住友ゴム工業》 ブロック表面ひずみ量分布《図版提供:住友ゴム工業》 新カーカス材料の採用で持続的なハイパフォーマンスを実現《図版提供:住友ゴム工業》 対応路面《図版提供:住友ゴム工業》 発売サイズ《表提供:住友ゴム工業》