アウディ A4アバント 改め「A5アバント」プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》

アウディは現在、欧州Dセグメントの主力モデル『A4』の次期モデルを開発中だが、その最新プロトタイプをスクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。

A4次期型は『A5』に改名・統合されることが濃厚だとされている。これは「A6」と「A7」にも当てはまり、その理由は車名のスキームを整理しようとするアウディの野心だという。現在わかっているのは、内燃エンジンを搭載した従来の車は奇数の番号になり、電気自動車(BEV)は偶数の番号になるということだ。また新生A5では、従来のA4の看板車種であったセダンは廃止され、ワゴンの「アバント」と4ドアクーペの「スポーツバック」のみのラインアップとなることが濃厚となっている。

ニュルブルクリンクで高速テストをおこなっていたプロトタイプ車両は、ワゴンのアバントだ。カモフラージュが徐々に落とされているものの、そのディティールは隠されたままだ。しかし、フロントエンドには生産型ヘッドライトを装備、メインライトの上に連続したライトストリップを配置する代わりに、LEDブロックが高い位置に確認できる。また薄くワイド化されたシングルフレームグリルの下に、鋭角なエッジを持つワイドなアンダーグリルが装着されているのも目を引く。

リアエンドは、アバントらしいスポーティなシルエットがより際立っている印象だ。現行型よりかなり立体的な形状となっているLEDテールライトの一部が露出している。おそらくストリップライトバーで一直線に接続されるはずだ。またリアゲート開口部は角に丸みをもたせているほか、バンパーには角張ったデュアルエキゾーストパイプがインストールされていることもわかる。

インテリアでは、独立したデジタルインストルメントクラスターと、フローティングインフォテインメントシステムを搭載すると見られる。新設計されたステアリングホイールに加え、『Q4 e-tron』のようなボタン式シフターを備えるセンターコンソールの採用も期待できるだろう。

新生A5のパワートレインは、2.0リットル直列4気筒「EA888」ガソリンターボエンジンの第5世代バージョンになるだろう。2008年に初めて導入されたこのシステムは、新たに開発された燃料噴射システムや微粒子フィルターシステムなど、多くのイノベーションにより、厳格な新しいEuro7排出規制を満たすように再設計されている。A5用に作り直された燃焼エンジンは、7速デュアルクラッチまたは8速トルクコンバーター自動ギアボックスのいずれかを組み合わせるよう設計されており、48Vマイルドハイブリッド技術が搭載されることが濃厚だ。

A4後継モデルとなる新A5のワールドプレミアは、2023年後半と予想される。

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