Formula Drift Japan 第1戦 鈴鹿《写真撮影 土屋勇人》

4月22日から23日まで、三重県の鈴鹿ツインサーキットにて「Formula Drift Japan」(FDJ)の開幕戦が開催された。2018年のチャンピオンで「Red Bull with TeamMagic Toyo Tires Drift」所属のマッド・マイク(マイク・ウィデット)選手がフル参戦で復帰。昨年の第2戦エビスにはスポット参戦したが、フル参戦は実に4年ぶりだ。

◆2018年シーズンのチャンピオンマシン、着実なアップデートで戦闘力を高める
参戦するマシンは変わらず、マイクの代名詞でもあるロータリーエンジン搭載のマツダ『RX-7』(FD3S型)。搭載されるTCPマジック謹製の4ローター・ツインターボエンジンは、1,000馬力までチューニングが施され荒々しくも美しい快音を響かせる。そして2023年シーズンに向けていくつかのアップデートが施された。

まず見た目で大きく代わったのはGTウイング。従来はバーチカルマウントであったが、レギュレーション対応のためにトランクマウントのウイングへ変更。北米のチューニングシーンでも支持されているバトルエアロ製のGTウイングがチョイスされた。

加えて、リヤの下回りにはディフューザーを追加。実はパイクスピークに向けて制作されたマツダ3のディフューザー(アンベール時の暫定仕様)が流用されている。さらにATS製のカーボンLSDはアップグレードされたものに交換。トラクション向上を狙ってのモディファイだ。

装着タイヤも、昨年同様のトーヨータイヤ「プロクセス R1R」を装着。R1Rはトーヨータイヤの「プロクセス」ブランドでロングセラーを記録するタイヤだ。さらにホイールにはレイズ製のグラムライツ「57XR」の組合せで安定したトラクションを確保している。

余談となるが、このRX-7は参加車両すべてのなかで最も古い年式の1992年式とのこと。マイクの「ヴィンテージマシンだけど走りは最高だよ!」という言葉通りだが、約30年前のマシンが第1線で活躍を続けるのはマシンのポテンシャルが高いことに違いないだろう。

◆復帰初戦から勢いのある走りで観衆を魅了! 追走形式のトップ32の結果は…?
開幕前のテスト走行から快調な走りを見せていたマイクは、良い状態のままレースウィークへと進んでいく。まずは22日に行われた予選。1本目の走行では振り出しの勢いが足りずゾーン2に届かなかったものの、2本目の走行では修正した慎重な走りで76点を獲得。最終リザルトでは17位で予選通過を果たした。

翌23日には追走形式となる決勝日がスタート。午前中のセッションとなるトップ32では田中友紀選手と対戦。先行では綺麗な走りで逃げ切り、クリーンな追走で順調にトップ16へと進んだ。午後に開催されたトップ16の対戦は同じトーヨータイヤを装着する松山北斗選手と対戦。

松山は昨シーズン2022年度のシリーズチャンピオン、マイクは2018年度のシリーズチャンピオンということで、チャンピオン同士の白熱した対決が繰り広げられた。1本目の追走では息が合わずに若干離れてしまう。2本目マイクの先行では、綺麗にラインをトレースして逃げ切りを見せてくれた。結果、僅差で松山が上回りマイクはトップ16での敗退となった。

マッド・マイク選手のコメント:
「クルマの状態は相変わらず“完璧”で、この週末はずっと楽しくドライブすることができたのが何より嬉しい!久々に観客の前で走りを披露できてよかったよ。トップ16でも100%の勢いでいったんだけど、松山選手とうまく息が合わなかったのが残念だった。次は昨年スポット参戦したエビス西、いい走りを見せられると思うので楽しみに!」

TCP MAGIC代表 川戸泰介氏のコメント:
「トップ16の先行は綺麗に逃げ切れましたが、残念ながら敗退となってしまいました。まずは次戦のエビス西にむけて準備を整えたいと思います。6月上旬にはパイクスピーク・ヒルクライムにむけた現地テスト、そしてFDJ第3戦(富士)、その後にパイクスの本戦が開催されるので大忙しになりそうですが、ぜひ楽しみにしてください!」

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