FORMULA DRIFT JAPAN 第1戦 鈴鹿《写真提供 横浜ゴム》

CUSCO Racingでトヨタ『GRヤリス』を駆る箕輪大也選手が「Formula Drift Japan」(FDJ)の開幕戦・鈴鹿ツインサーキット戦で見事優勝を飾った(4月23日決勝)。箕輪は中学2年生、年齢にして13歳であり、その年でのFDJ優勝は史上最年少の快挙である。

FDJ国内ドリフト競技で最高峰の大会であり、ドリフトファンの人気を集めるイベントとなっている。元々が海外発のプロドリフト競技ということもあり、海外出身の選手が参加していることや、BMWといった輸入車を競技車両としている選手がいるのも特徴だ。

箕輪はFDJ参戦1年目となる昨シーズンでも、富士スピードウェイ戦でトップ8、また、岡山国際サーキット戦では予選1位といった、中学2年生の若さとは思えない好成績を残しており、決勝トーナメントでいつ優勝するかは時間の問題だけであったという。さらに箕輪は実車でのドリフトをはじめたのは5年目、普段の練習は毎日自宅のシミュレーターを活用してドライビングテクニックを磨くなど、努力を重ねてきたからこその優勝だろう。

今大会でも、箕輪は予選2位という上々の結果で決勝トーナメント(トップ32)へと駒を進める。他の選手がなかなか攻め切れずにポイントを伸ばせない難しいコンディションの中、攻守のバランスが取れた“大人”の走りで確実に予選の単走2本を終えた。

決勝は32台で行うトーナメント形式の追走。セミファイナルでは昨シーズン開幕戦優勝の小橋正典選手や、決勝でが昨シーズン最終戦優勝の高橋和巳選手といった強豪選手と対戦。そのプレッシャーに折れることなく、見事に勝利。

ほとんどミスのない安定した走りで、見事に箕輪がFDJ開幕戦を制覇した。同時にFDJにおいても「ADVAN ネオバ AD09」すなわち横浜ゴム(ADVAN)が初優勝を収めた記念すべき1戦となった。

初戦をトップの成績で終えて、今シーズン最高のスタートを切った箕輪大也選手。当然ながら、今の目標はシリーズチャンピオン獲得だと語る。期待の新星の活躍に、今後も目が離せない。FDJ第2戦は、5月20日から21日まで福島県のエビスサーキット西コースでの開催が予定されている。

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