ルノー・エスパス 新型の「エスプリ・アルピーヌ」《photo by Renault》

ルノーは3月28日、最上位SUV『エスパス』(Renault Espace)の新型に「エスプリ・アルピーヌ」を欧州で設定すると発表した。

◆エスプリ・アルピーヌの第二弾モデル
エスプリ・アルピーヌは、ルノーグループ傘下の高性能車ブランド「アルピーヌ」のDNAにインスパイアされたスポーティな内外装が特長だ。エスプリ・アルピーヌの第一弾が、ミドルクラスの新型SUV『オーストラル』だった。

これに続くエスプリ・アルピーヌの第二弾が、エスパス新型だ。新型エスパスのエスプリ・アルピーヌでは、専用のフロントグリルにモータースポーツのイメージを演出するチェッカーボードパターンをあしらう。アルピーヌブランドの20インチダイヤモンドカットのブラックデイトナアルミホイールも装備した。フロントフェンダーには、エスプリ・アルピーヌのエンブレムが添えられる。

シートは、アルピーヌブルーのステッチが入る専用のアルカンターラ仕上げだ。アルカンターラのインサートとブルー、ホワイト、レッドのステッチが施されたナッパレザーステアリングホイールを装備した。アルミ製ペダルも付く。

◆ガソリンハイブリッド「E-TECH」搭載
パワートレインは、ガソリンハイブリッドのみをラインナップする。パワートレインは、最新世代の「E-TECH」ハイブリッドだ。最新世代のE-TECHハイブリッドは、1.2リットル直列3気筒ガソリンターボエンジン(最大出力130hp、最大トルク20.9kgm)に電気モーター(最大出力70hp、最大トルク20.9kgm)を組み合わせ、システム全体で200hpのパワーを引き出す。

もうひとつのモーターが、スタータージェネレーターに組み込まれており、最大出力25hp、最大トルク5.1kgmを発揮する。

バッテリーは蓄電容量2kWhのリチウムイオンだ。バッテリーの電圧は、従来の240Vから400Vに引き上げられた。発進時は常にモーターのみを使う。この効果もあって、欧州仕様車の燃費は最も優れる仕様で21.7km/リットル、CO2排出量は104g/km。燃料満タンで、最大1100kmを走行可能という。

◆インフォテインメントの「OpenRLink」システム
インフォテインメントの「OpenRLink」システムは、スマートフォンと同様、グーグルの「Android OS」で実行されるため、「Googleマップ」などのアプリが標準で組み込まれる。Googleの検索機能も付く。グーグルの「AndroidAuto」とAppleの「CarPlay」も利用できる。

このOpenRLinkシステムには、ルノーの「イージーリンク」の開発や顧客のフィードバックから得られたノウハウが生かされている。シンプルな操作性が重視されており、通常必要な機能の9割は、1回か2回クリックするだけで、画面に表示されるようにした。

ダッシュボードには、2つのスクリーンで構成されるL字型のデジタルディスプレイ「OpenR」をレイアウトする。縦長の12インチスクリーンが、ダッシュボード中央に配置された。ドライバーの正面には、12.3インチのディスプレイが組み込まれる。2つの画面の大きさは、合計で24.3インチ(774平方cm)に及ぶ。表示領域を最大化し、特別な没入型体験を実現するのが狙いだ。ルノーによると、市場で最大のスクリーンのひとつになるという。

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