フィアット 600(仮)プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》

フィアットは現在、スモールSUV『500X』後継モデルを開発中と見られるが、その最新プロトタイプをスクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。車名は「フィアット600」になると予想されているこのモデル、果たしてその正体とは。

ドイツにあるフィアットのテスト施設で捉えた最新プロトタイプは、実用的な5ドアスタイルを継承。より広々としたキャビン、より高いシート位置を備えた「500」のロング&拡大バージョンのようだ。

フロントエンドには、分割された円形LEDヘッドライトと、中央に大きなバンパーグリルを装備、その上にはADAS用のセンサーを収容するスリムなグリルが見てとれる。またリアエンドではクリアセクションとC字型のLEDグラフィックを備えた、レトロスタイルのテールライトを採用。全体的には昨年末に生産終了した500Xを連想させるデザインとなっているようだ。

キャビン内では、10.25インチの自立式インフォテインメントタッチスクリーンと、500eと同様の丸い形のデジタルインストルメントクラスターを搭載する。

フィアット600は、スモールSUVセグメントの下位に位置すると考えられており、500Xの後継モデルとしてサイズを拡大することで、コンパクトSUVと競合する可能性がある。最終的にはステランティスの多数の小型モデルで使用されている第2世代「CMP/eCMP」プラットフォームを採用し、ICE(内燃機関)とEVパワートレインに対応する予定で、ボディサイズは全長4084mmとジープ初のEV『アベンジャー』に近く、ホイールベースはほぼ同一の2560mmになると予想される。

ICEバージョンのパワートレインは、1.2リットルピュアテック直列3気筒ガソリンターボチャージャーエンジンや、発表されたばかりの1.2リットルピュアテック48Vマイルドハイブリッドエンジンが予想されている。一方フルEV版では、他のステランティス車と同様に最高出力156ps、最大トルク260Nmを発揮するフロントマウントの電気モーターが搭載される可能性が最も高いという。バッテリー容量は54kWhで、WLTPモードでの航続距離は400km(249マイル)を実現するだろう。

フィアット600はポーランドのティヒ工場で生産され、正式なデビューは2023年後半と噂されている。

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