レクサスRZファーストエディション《写真提供 トヨタ自動車》

レクサスは3月30日、新型SUVで、ブランド初のEV専用モデル『RZ』の販売を開始した。最初に発売する500台は発売記念の特別仕様車「ファーストエディション」となる。

RZは、EV専用プラットフォーム「e-TNGA」採用に加え、バッテリーやモーターの最適配置による理想的な慣性諸元や、軽量かつ高剛性なボディの実現により、車両の基本性能を大幅に進化させた。また四輪駆動力システム「ダイレクト4(DIRECT4)」やステアバイワイヤシステムなどを採用。より人とクルマが一体となった気持ちの良いドライビングフィールを提供する。さらに静粛性の高い空間と音作りも追求した。

新開発のeAxleは、モーター、トランスアクスル、インバーターを完全一体化。コンパクトな構造とすることで航続距離の伸長、広い車内空間、優れたデザイン性に貢献する。フロントのeAxle(出力150kW)は前後方向に短いシステム配置、リヤのeAxle(同80kW)も低背な配置とし、室内や荷室空間の拡大につながるパッケージとしている。また、リヤにはSiC素子を使った高効率なインバーターを採用。容量71.4kWhのバッテリーとの組み合わせで航続距離(J-WLTCモード)は494kmを実現している。

エクステリアデザインでは、EVならではのシームレスな加速感とトルクフルな躍動感を表現。レクサスを象徴するスピンドルグリルがボディと一体となった「スピンドルボディ」へと進化した。インテリアデザインでは、SDGsやサステナブルなモビリティを中心に考え、素材や装飾によるラグジュアリーな演出に頼らない、洗練された空間づくりにこだわり、シンプルな設えの中にも、モノづくりの細やかさや上質さを感じられる空間を実現している。その他、パノラマルーフや、輻射熱ヒーターを含めた空調の協調制御による高効率な暖房システムを搭載。快適な室内空間を提供する。

特別仕様車ファーストエディションは、専用のバイトーンカラー2種類をはじめ、専用ブラック塗装ホイールを装着。インテリアでは、ステアリングホイールへ特別仕様車専用の印字を、センターコンソール部に専用のプレートをあしらいつつ、オラージュとブラックの専用カラー配色により、通常モデルとは異なる特別感のあるカラーコーディネートとした。

価格は940万円。通常モデル(バージョンL)は880万円。

レクサスRZファーストエディション《写真提供 トヨタ自動車》 特別仕様車専用印字付合成皮革ステアリング(パドルシフト付)《写真提供 トヨタ自動車》 インテリアカラー:特別仕様車専用オラージュ&ブラック《写真提供 トヨタ自動車》 特別仕様車専用プレート(センターコンソール部)《写真提供 トヨタ自動車》 レクサスRZファーストエディション《写真提供 トヨタ自動車》