佐々木孝太選手《写真撮影 雪岡直樹》

SUPER GT公式テストが25、26日、富士スピードウェイで開催された。GT300クラス61号車SUBARU BRZ R&D SPORTを、9年前にBRZをドライブしていた佐々木孝太選手が第3ドライバーとして走行。雨の中で無事に走行を終え久しぶりに乗るBRZの感触を楽しんでいた。

佐々木孝太選手は2010年から2014年までR&D SPORTに所属し、スバル『レガシィB4』、『BRZ GT300』に搭乗している。その後SUPER GTでは他チームに移籍したが、昨年はスバル・STIが行っているニュルブルクリンク24時間レースに参戦するなど、何かとスバルに関わりを持っている。

今シーズンのSUPER GTは300kmレースのほかに、450kmレースも開催予定となっており、レギュラードライバーの異変などがあったときに乗れるようにするため、今回の公式テストでルーキーテストを行った。

実際乗った感触を佐々木選手に聞くと「GTマシンに乗るのは3年ぶりだけど、BRZに乗るのは9年ぶり、昔のBRZとは全然違う車になっていた。と言っても、雨の中で数周乗っただけなので多くは語れないけど、昔は『エンジンパワーをくれ!』っていつも言っていたけど、今の車はパワーもトルクもある。2Lターボエンジンなので、井口・山内選手みたいに走るには、もっと乗り込んでエンジン特性なども理解しないと、難しいところもあるかもしれない」と語る。

さらに「ポールの記録を今なお持っているのも奇跡に近いけど、今記録に並ばれている山内選手がポールの記録を塗り替えるのならば、抜かれる瞬間同じチームにいて祝いたいよね」と後輩に記録を抜かれるのも悪くないと感じているようだ。

2日間のテストはほぼ雨が降り続け、佐々木選手が乗る機会は多くなかった。それでも小澤総監督は「レギュラードライバーではない佐々木選手が乗ったことで、井口・山内選手とは違う意見を聞くことができた。そういった意味でも乗ってもらったことには意味があったと思う」と感想を語る。

今シーズンに向けて小澤総監督は「岡山の開幕に向けてのテスト、第2戦富士に向けてのドライのテストができなかったので、確認したかったことのうちいくつかは確認できなかった。昨年のデータなどを含めて、今シーズンの向けてマシンセットアップを仕上げていきたい」と抱負を語った。

佐々木孝太選手《写真撮影 雪岡直樹》 佐々木孝太選手、井口卓人選手、山内英輝選手《写真撮影 雪岡直樹》 佐々木選手と井口選手《写真撮影 雪岡直樹》 佐々木孝太選手《写真撮影 雪岡直樹》 小澤総監督《写真撮影 雪岡直樹》 スバルBRZ GT300《写真撮影 雪岡直樹》 スバルBRZ GT300《写真撮影 雪岡直樹》 スバルBRZ GT300《写真撮影 雪岡直樹》 スバルBRZ GT300《写真撮影 雪岡直樹》 スバルBRZ GT300《写真撮影 雪岡直樹》 スバルBRZ GT300《写真撮影 雪岡直樹》 スバルBRZ GT300《写真撮影 雪岡直樹》