ベルエナジーは、日本初となる移動式急速充電器を使ったEV用出張充電サービス「電気の宅配便」を発表。3月15日から17日まで東京ビッグサイトで開催される「国際スマートグリッドEXPO」に機器とともに出展する。
電気の宅配便は、EVユーザーが充電スポットに出向くのではなく、急速充電器がクルマ側に出向き、その場で充電を完了させる新サービス。EVユーザーは電話一本で自宅や事業所で居ながらにして、また一部の車種では不在時にすら、急速充電サービスを受けることができる。
サービスカーとなるワンボックスバンに搭載するのは、提携先の米国スパークチャージ社が新開発した蓄電型急速充電器「Roadie V3」。蓄電池容量70kWh、チャデモ出力62kWの充電能力をフル活用することで、20分で20kWh(約120km走行分)の追加充電を3か所(3台分)連続でできる。また、空になったRoadie V3自身の充電は、待機ベースで予め充電されたバッテリーと交換することで、すぐに次のサービス出動ができるようにしている。
ベルエナジーでは、EV用出張充電サービスの本格展開を2024年初頭から予定しているが、それに先立ち、既存のより小型で、電欠車救済用RoadieV-2を使った同様のサービスを実証実験の形でつくば市と都内の一部で今夏にもスタート。より広範囲な展開を視野に同サービスパートナーの募集にもつなげていく。
EV用出張充電サービス「電気の宅配便」、今夏より都内とつくば市で実証開始
2023年03月14日(火) 06時15分
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