GR8 ハイエース《写真撮影 土田康弘》

近年のカスタムトレンドのひとつにネオクラシックがある。ボディカスタムはもちろん、ホイールや各部パーツ、さらには内装にまで往年のデザインを取り入れたカスタムが見られる。そこで先日開催された大阪オートメッセ2023で見つけたネオクラ路線のカスタムカーをまとめてみた。

カスタムバリエーションが広がり続けているスズキ『ジムニー』にはクラシカルなクロカン車の面影を取り入れたカスタムも数多く登場。さらにはダイハツ『タフト』、スズキ『ハスラー』などのカスタムも盛んに実施されている。軽バンのカスタムベースとしては大定番のスズキ『エブリイ』にもレトロ系のカスタムが登場するなど、軽自動車に置けるネオクラカスタムはひとつの路線として定着しているようだ。またトヨタ『ハイエース』には丸目、角目などヘッドライトをカスタムする手法が各メーカーから登場。異形ヘッドライトが普通になって現代車に逆らうかのようなフェイスカスタムが定番化している。今後もますますネオクラ系のカスタムは勢いを増していくことが予想される。

アルパインスタイルのカスタマイズカーである『ハバナ』はライズベース。メッキパーツや角目2灯のヘッドライトなどを備え現行車とは思えないレトロなモディファイを実現している。

コエダ自動車の『レトロスタイル・ジムニー』はその名の通り各部にレトロなアレンジを施したジムニー。元々レトロ振りのJB64にバーチカル形状のグリルを投入しSJ10などのイメージを再現した。

往年のクロカン4WDの名車であるランクル40系のフェイスをジムニーで再現したのがDiceのジムニー。ヘッドライトまわりの塗り分け処理を含めて40を強く感じさせるアレンジとした。

ストレート基調に先祖返りした現行ジムニー(JB64)だが、先々代モデルであるJA11を思わせるグリルを投入したのがオートルビーズの『デニムジムニー』。ストレートバンパーなどでフォルムを決めた。

シンプルな縦フィンを刻むグリルを備えることでレトロフェイスを再現したダムドの『ハスラーカラビナ』。丸目ヘッドライトも相まってキュートで可愛いフェイスが女子ウケも上々のモデルだ。

クロカンブームが巻き起こった'80年代のスタイリングをモチーフにしたダムドの『タフト80’s』。フェイスまわりでここまでイメチェンするのもタフトの魅力。派手なサイドデカールも気分を盛り上げる。

軽バンのカスタムベースとしては不動の定番ベース車となっているエブリイを丸目ヘッドライト化したコエダ自動車。グリルとバンパーを明確に分離したフェイスデザインも含めてレトロ感満点。

ワゴンRスマイルをベースにクラシカルなフェイスまわりをセットアップしたのがユアブランドの『マローネ』。メッキのベゼル処理を施したグリルで一気にレトロ感を演出していた。

ハイエースにもレトロカスタムの流れが来ている。丸目フェイスのパイオニアとなったボクシースタイルのパーツを投入したGR8のハイエース。ツートーンカラーでレジャースタイルを演出した。

ハイエースに角目4灯のヘッドライトをビルトインしたアルパインスタイルの『カリカ』。バンパーをはじめとしたフェイスまわりなどにオリジナルパーツを投入しクラシカルな仕上がり。

アルパインスタイル ハバナ《写真撮影 土田康弘》 アルパインスタイル カリカ《写真撮影 土田康弘》 コエダ自動車 レトロスタイルジムニー《写真撮影 土田康弘》 コエダ自動車 レトロスタイルジムニー《写真撮影 土田康弘》 Dice ダイスノジムニー《写真撮影 土田康弘》 オートルビーズ デニムジムニー《写真撮影 土田康弘》 オートルビーズ デニムジムニー《写真撮影 土田康弘》 ダムド ハスラー カラビナ《写真撮影 土田康弘》 ダムド ハスラー カラビナ《写真撮影 土田康弘》 ダムド タフト80’s《写真撮影 土田康弘》 ダムド タフト80’s《写真撮影 土田康弘》 コエダ自動車 エブリイ《写真撮影 土田康弘》 コエダ自動車 エブリイ《写真撮影 土田康弘》 ユアブランド マローネ《写真撮影 土田康弘》 ユアブランド マローネ《写真撮影 土田康弘》 ユアブランド マローネ《写真撮影 土田康弘》