アウディ A3 オールストリート プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》

大幅改良に向け開発が進められているアウディ『A3』シリーズ。豪雪のフィンランドでスクープしたプロトタイプは一見ハッチバックの「A3スポーツバック」だが、これは改良とともに追加される新モデルだという。スクープサイト「Spyder7」がレポートする。

このプロトタイプは、従来のA3スポーツバックよりリフトアップされており、コンパクトクロスオーバーの『A1オールストリート』に倣った『A3オールストリート』である可能性が高い。

A3は1996年に登場して以来、「セダン」や高性能モデルの「S」や「RS」などラインアップを拡大してきたが、クロスオーバーモデルは初となる。VWが開発したMQBプラットフォームを採用し、A3とコンパクトSUV『Q3』の間に位置するモデルとなりそうだ。

エクステリアでの最大の注目はデジタルルックのLEDデイタイムランニングライト(DRL)を装備する新ヘッドライトだ。これはスポーツバックやセダンでも同様に新採用となるもの。よく見ると改良されたLEDは、個別に点灯できる少なくとも24個の小さな正方形のLEDで構成されているようだ。これは方向指示器を含め、ドライバーが車に近づいたときに歓迎の挨拶として点灯するなど、さまざまなパターンを用意するだろう。

そのほか、フロントエンドでは、メッシュパターンが変更され、太いシングルバーで上下を二分割する新グリルデザインも確認できるほか、エアインテークやバンパー形状も変更されている様子が伺える。

パワートレインは、1.5リットル直列4気筒ガソリンターボ+マイルドハイブリッドをはじめ、最高出力245psを発揮するPHEVなどがキャリーオーバーされる。

A3改良新型のワールドプレミアは、2023年内で、その後S3、RS3改良新型が導入されるが、最後に注目の話題を一つ。アウディはこの世代以降、エントリーモデルの『A1』を廃止する計画を既に立てており、A3がアウディのエントリーモデルとして機能することになる可能性が高いという。

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