にっぽん丸(資料画像)《Photo by Moment Mobile/ゲッティイメージズ》

思えば、横浜港に入港した豪華客船の「ダイヤモンド・プリンセス」での新型コロナウイルスの集団感染が発生し、日本でも大騒ぎとなってから年が明けると丸3年にもなる。2020年3月から停止されていたその国際クルーズ船の運航が再開され、横浜港からは約3年ぶりに、商船三井客船の「にっぽん丸」が出港したという。

きょうの毎日や東京が社会面に「クルーズ船再開歓迎」や「3年ぶり希望の出港」などと、カラー写真とともに取り上げているが、再開後初となる「にっぽん丸」には、約250人が乗船し、シンガポールやマダガスカルなどを経由し、インド洋の島国・モーリシャスまで48日間で往復するそうだ。

日本国際クルーズ協議会によると、23年3月以降は外国の船会社によるクルーズ166本の国内寄港も予定されており、「寄港地では観光業界を中心に歓迎の声が上がる一方、感染対策の徹底が課題だ」(毎日)とも伝えている。

商船三井客船によると、新型コロナ感染拡大を防ぐため、あらゆる対策を講じているという。例えば、PCR検査キットを予約者に事前配布し、陰性が確認された人のみが乗船できるようにしたほか、混み合うことが予想される船内のカジノは、コロナ禍前は誰でも自由に出入りすることができたが、予約制を導入。レストランは1テーブル4席を半分の2席にするなど席数を減少し、席の間にはパーティションを設置し、対策を充実させているそうだ。

また、船内で新たに陽性者が確認された場合、専用の部屋で隔離し、寄港地で下船して治療。万が一、陽性者が乗客の10%を超えた場合は、日程を短縮して戻る措置を取るという。

2022年12月16日付

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ダイヤモンド・プリンセス(2020年2月)《Photo by Tomohiro Ohsumi/Getty Images News/ゲッティイメージズ》 東京駅ワイン《写真撮影 二城利月》