ポルシェが幻のモデル「ST」を50年ぶりに復活させるという。『911 GT3ツーリング』をベースとしたロードカーとして生まれ変わる『911 ST』、その最新プロトタイプをスクープサイト「Spyder7」が捉えた。
911 STは、1970年台にレースカーとして誕生。当時911史上最軽量モデルを目標に、わずか24台のみ製造された幻のモデルだ。
雨中で捉えた最新プロトタイプは、今年始めに発売された『911スポーツクラシック』から受け継ぐダブルバブルルーフを採用していることがわかる。このプロトタイプはオールブラック仕様だが、生産モデルでは別の配色によりルーフデザインをより強調する可能性がある。もう一つの注目はセンターロックホイールだが、これはSTがGT3ツーリングをベースにしている可能性を示唆している。
リアエンドでは、ブレーキランプの向かって左、エンジンカバーのメッシュに奇妙な黒い円が確認できる。確かなことはわからないが、カメラマンによると、911スポーツクラシックのエンブレムに似た、ポルシェヘリテージロゴが設置されている可能性があるという。またバンパーには、中央にデュアルエキゾーストパイプをインストールしているほか、アグレッシブなディフューザーが装備されているが、これもGT3と同じ仕様に見える。
STでは、スポーツクラシックと同様6速マニュアルトランスミッションが予想され、後輪のみにパワーを伝達するRRとなる。スポーツクラシックが屈強な911ターボパワートレインを採用する代わりに、4.0リットル自然吸気フラット6をGT3 RSから採用することが濃厚で、最高出力525ps、最大トルク469Nmを発揮する。
911 STはポルシェが計画しているヘリテージバージョンの第2弾として発売される。初代は限定24台だったが、復刻モデルではスポーツクラシックの2500台に対し、1200台以上が発売される可能性がありそうだ。
ワールドプレミアは、2023年内で。STの後にはヘリテージモデル第3弾となる『911 RS』が噂されている。
幻の最軽量ポルシェが50年ぶり復活!? ヘリテージ第2弾『911 ST』実車をスクープ
2022年12月07日(水) 12時00分
関連ニュース
- [15秒でわかる]メルセデスAMG『GT』新型…ハイパフォーマンスクーペは意外にも4人乗り可 (04月15日 08時30分)
- 最強モデルは後輪駆動で電動化もなし!? メルセデスAMG『GTクーペ』次の一手とは (04月10日 21時00分)
- C&Eクーペを統合した新世代の2ドアクーペ、メルセデスベンツ『CLE200クーペ』登場![詳細画像] (04月08日 18時00分)
- メルセデスAMG『GTクーペ』新型が日本上陸…トップパフォーマンスモデル (04月03日 12時15分)
- メルセデス AMG GLC 43 クーペ、日本で発売開始…価格は1271万円 (03月29日 17時15分)