ダイハツ『ハイゼット』をベースにしたキャンピングカーChippy(チッピー)。《写真撮影 関口敬文》

10月29〜30日にお台場特設会場(青海第二臨時駐車場)で開催されている『お台場キャンピングカーフェア2022』。キャンパー厚木のブースでは、軽自動車キャンピングカー『Chippy(チッピー)』が展示されていた。

ダイハツ『ハイゼット』をベースに、こだわりの詰まったキャンピングカーに仕上がっていた。75Wサブバッテリー、350Wサイン波インバーター、AC・DC・USBコンセント、LEDサロン照明、30リットルの冷蔵庫、跳ね上げ式サロンテーブルなどが標準装備。

◆普段使いにもしっかり対応できるキャンピングカー
代表取締役の竹内啓二氏に話を聞いた。Chippyはルーフのベンチレーターがこだわりで、軽自動車でこのサイズのベンチレーターを搭載しているのは珍しい。「車内で過ごす際に空気の循環がないと、息苦しさを感じてしまう。たとえば仮眠を取る際でも、20分くらいだと気付かないかもしれないが、30分以上経ってくると空気のよどみを感じてしまい、寝づらくなってくる。このベンチレーターによって空気が循環すると、車内での過ごしやすさ、寝付きやすさが全然違う」とのこと。

またシートをベッドにチェンジする際も、慣れるとわずか1分程度で展開できるのが特徴。4人乗りの機能とふたりがしっかり寝られるというコンセプトを実現するためにシンプルな架装となっている。さらに、30Lの冷蔵庫が後方に設置されているので、キャンプでの使用はもちろんのこと、日常でもスーパーやコンビニで冷たい食料を買った時には冷やしたまま持ち帰れる。ということは、途中で寄り道なども可能になる。Chippyは普段使いにもしっかり対応できるキャンピングカーだ。

左右独立展開のため、片側シート、片側ベッドも可能。《写真撮影 関口敬文》 跳ね上げ式のテーブルも完備。《写真撮影 関口敬文》 ベッドにすればふたりがしっかりと寝られるスペースを確保。《写真撮影 関口敬文》 運転席上部にあるベンチレーター。給排気がしっかりできる。《写真撮影 関口敬文》 テーブルはベッド展開時にはちゃぶ台のようにして使用できる。《写真撮影 関口敬文》 ベッドフレームとなる黒いフレーム部分は、普段は後方のシート部分にしまわれており、ベッド展開時にスライドさせて引き出す。《写真撮影 関口敬文》 後方に冷蔵庫があり、ベッドマットの一部を外すと、冷蔵庫の中身にアクセスできるのもポイント。《写真撮影 関口敬文》 ハイゼット(トヨタ ピクシス バン)、アトレーに対応する。《写真撮影 関口敬文》 株式会社キャンパー厚木のブース。《写真撮影 関口敬文》