ジェイテクト(国際福祉機器展2022)《写真撮影 編集部》

こういうモビリティがもっともっと普及すると、これまでと違った移動の楽しみが増える予感……。たとえばジェイテクトが国際福祉機器展2022で公開した3輪BEV「C+walk」座り乗りタイプもそんな楽しさがいろいろある1台。

国際福祉機器展という場で公開されているからか、「歩行に支障がある人の移動をサポートする小型モビリティ」というイメージが先行するけど、JISなどで定める優先席にイメージされている高齢者、障害のある人・怪我をした人、妊産婦、乳幼児連れ、内部障害者などのほかにも、利用するシーンがいろいろあると思ってしまう。

それは、スタイリッシュでかわいい動きからか。フル充電まで2.5時間、最高速度は2・4・6km/hから選択でき、連続走行距離は約10km。前面に周辺検知センサがあり、万が一前方に人がいたりすると、スーッと自動的にとまり、衝突を回避してくれる。

ジェイテクトでは「買い物などの日常移動」「観光地でのレンタル利用」と利用シーンをうたってるように、たとえば広大な敷地のショッピングパークや、坂の街での回遊などにもいいかもしれない。長崎のような坂道をゆうゆうと行けるほど登坂性能はないにしても、いろいろな使い道が広がりそう。

いっぽうで、産業分野でも活用が期待できる。たとえば物流倉庫などでの荷物輸送・区画移動などで、こうしたモビリティが入ると、こうした作業に就く人の雇用の幅も広がる。ひょっとしたら、荷物トロッコを連結して、けん引するといった利用へも広がるかもしれない。

10月7日まで東京ビッグサイトで開催されている国際福祉機器展2022のジェイテクトブースでは、この「C+walk」に試乗もできるから、気になる人は現地に行ってその“移動の近未来”を体感してみて。

ジェイテクト(国際福祉機器展2022)《写真撮影 編集部》 ジェイテクト(国際福祉機器展2022)《写真撮影 編集部》 ジェイテクト(国際福祉機器展2022)《写真撮影 編集部》 ジェイテクト(国際福祉機器展2022)《写真撮影 編集部》