ヴィーズマンの「プロジェクト・サンダーボール」《photo by Wiesmann》

ドイツのヴィーズマン(Wiesmann)社は9月26日、新型EVロードスターの予約を欧州で開始すると発表した。価格は30万ユーロ(約4180万円)からで、納車は2024年から開始される予定だ。

ヴィーズマンは1988年、ドイツのデュレムに設立された。マーチンとフリードヘルムのヴィーズマン兄弟が、BMW製エンジンを積み、量産車とは一線を画すスポーツカーをハンドメイドで生産してきた。しかし2013年8月、ヴィーズマンは資金繰りの悪化により、ドイツ・ミュンスターの裁判所に破産を申請した。その後、2018年に新たなオーナーの元で経営を建て直し、ヴィーズマンが復活を果たした。

ヴィーズマンは今回、新型EVロードスターの欧州予約を開始すると発表した。このEVロードスターは、「プロジェクト・サンダーボール」と命名された。リアに搭載されるツインモーターは、最大出力680hp、最大トルク112.2kgmを発生。強力なモーターによって後輪を駆動し、0〜100km/h加速2.9秒の性能を可能にしている。

ヴィーズマンの「プロジェクト・サンダーボール」《photo by Wiesmann》 ヴィーズマンの「プロジェクト・サンダーボール」《photo by Wiesmann》