迫力のワイドボディ化、存在感抜群のトヨタ 86 〜A-MESSE〜《写真撮影 土屋勇人》

9月4日、晴天の富士スピードウェイで開催されたモディファイされたクルマのイベント『A-MESSE』。スタンス、VIP系を中心に、多種多様、個性的なオーナーカーが集まったのだが、根強い人気を感じさせたのがトヨタ『86』&スバル『BRZ』。

既に新型がデビューしたにも関わらず、何台もの86が会場を彩っていたのだ。ここで紹介するアクセルさんも、そんな86にドップリとハマった一人。存在感抜群のワイドボディを見ると、根っからのクルマ好きだな、と思うトコロだが、意外や意外、86きっかけでクルマに興味を持ったようで……。

ラリーバッカー製のワイドキットが迫力満点のアクセルさんの愛車。「外国の方のインスタグラムを見て、この仕様に惹かれた」そうだ。ボルト、リベット留めを連想させる後付け感満載のスタイルも、迫力に拍車をかける。こんなひと目で“手を入れている!”ことがわかるクルマのオーナーが、「あまりクルマに興味がなかった」というのだから面白い。アクセルさんは86に出会って“クルマの道”に踏み出したのだ。購入したのは白のGTリミテッド。モデリスタ仕様だったそうだ。この純正エアロ仕様で満足する人も多いのだが、アクセルさんは「購入する段階でオールペンすることを決めていた」という。ワイド化も比較的早い段階で決意し、納車約1年後に、オールペン&ワイド化を実施した。

ワイド化と並んで、独特のボディカラーも気になる。オーナー自ら「ポイント」と語るこのカラー、オレンジファインメタリックにゼットブラックを加えたオリジナルの色なのだ。角度により濃淡がつく深みのある色は、会場でも気になる存在であった! 実は、この色にしているロードスターが存在し、その塗装を担当したショップの情報を入手、問い合わせることで実現。さらに言えば、オレンジ系の色にオールペンすることを前提に、タン仕様の内装色の個体を探していたというこだわり&徹底ぶりだ。ホイールも当然、このボディカラーに合わせたカラーをチョイス。リムなど各部の色がオーダーできるワーク社のカスタムオーダープランを活かし、ブロンズカラーとすることで、トータルでの統一感を高めている。

フロントのCウエスト製リップとラリーバッカー製フェンダーを共生させるため、さり気なく加工している点もポイント。今後については、「しばらくこのまま乗って、車高調がヘタッたらエアサスにしたい」と話す。一気にやらないで、徐々にやった方が良いよ、とアドバイスを受けているそうで、焦らないで愛車と関わっていく計画だ。今の満足度を点数にすると70点くらいで、「常になんかイマイチという部分がある」そう。でもこの日は特別なクルマが多数集結している。「今日は86もたくさん来ているので、しっかりと見ておきたい」と話していた。参考になるクルマとの出会いがある……かも!?

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