日産 マキシマ の2023年モデル《photo by Nissan》

日産自動車の米国部門は9月17日、『マキシマ』(Nissan Maxima)の2023年モデルを発表した。現地ベース価格は3万8140ドル(約550万円)で、同日に発売されている。

◆日産の新しいブランドロゴを採用
現行マキシマは8世代目モデルだ。2015年春、ニューヨークモーターショー2015で発表された。マキシマは、日産の米国市場における最上位セダンで、現行モデルは「4ドアスポーツカー」をテーマに開発された。従来よりもシャシーを強化。北米日産によると、大型セダンの分野では、異例のスポーツカーのような加速とハンドリング性能を備えているという。

VQ型3.5リットルV型6気筒ガソリン自然吸気エンジンは、最大出力300hpを発生する。トランスミッションは、「エクストロニックCVT」を組み合わせる。

マキシマの2023年モデルでは、すべてのグレードの内外装に、日産の新しいブランドロゴを採用した。「プラチナ」グレードには、セミアニリンレザーシートと照明付きキックプレートを追加装備している。

◆「日産セーフティシールド360」の最新版を全車に標準装備
2023年モデルには、先進運転支援システム(ADAS)の「日産セーフティシールド360」の最新版を全グレードに標準装備した。日産セーフティシールド360は、6種類の先進運転支援システムで構成される。「歩行者検出機能付きの自動緊急ブレーキ」は、車両のフロントのレーダーとカメラが、歩行者を検知し、ドライバーに警告を発し、衝突が避けられないと判断した場合、自動でブレーキをかける。

「ブラインドスポットアラート」は、ドライバーの死角に入った車両を、車線変更の際などに警告する。「リアクロストラフィックアラート」は、駐車場などで後退する際、後方の車両を検出し、ドライバーに警告する。「リア自動ブレーキ」は、後退時に静止した物体を検出し、ドライバーに警告し、必要に応じて衝突を回避するために、自動でブレーキをかける。

「車線逸脱警告」は、ウインカーを出さないで車線変更しようとした場合、ドライバーに警告する。「ハイビームアシスト」は、前方の車両を検出し、ヘッドライトのロービームとハイビームを自動で切り替える。

◆子どもの車内置き忘れを防ぐ「リアドアアラートシステム」
その他、標準装備される先進運転支援システム(ADAS)には、「インテリジェント・クルーズ・コントロール」、交通標識認識、「インテリジェント・ドライバー・アラートネス」などがある。

また、2023年モデルには、子どもの車内置き忘れを防ぐ「リアドアアラートシステム」を全車に標準装備した。リアドアアラートシステムは、後部ドアのスイッチをモニターして、走行前後のドアの開閉状態を検知するものだ。

走行する前に後部ドアが開閉されたにもかかわらず、走行終了後に後部ドアが再び開かれなかったことが検知された場合、車両が駐車され、イグニッションがオフになった段階で、インパネ内のディスプレイに警告メッセージを表示する。それでも、ドライバーが子どもを車内に残したことに気づかず、車両から離れた場合、自動的に複数パターンの音を発するクラクションを鳴らして、ドライバーに後部座席を確認するよう促す、としている。

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