メルセデス・ベンツ日本は9月14日、『メルセデスAMG E53 4マチック+』など7車種について、電気配線に不具合があるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
対象となるのは『メルセデスAMG CLS53 4マチック+』、『メルセデスAMG E53 4マチック+』、『メルセデスAMG E53 4マチック+ ステーションワゴン』、『メルセデスAMG E53 4マチック+ クーペ』、『メルセデスAMG E53 4マチック+ カブリオレ』、『メルセデスAMG GT43 4マチック+』、『メルセデスAMG GT53 4マチック+』の7車種で、2018年7月24日〜2022年8月8日に輸入された6590台。
対象車両はトランスミッションの電気配線において、配索設計が不適切なためコネクタ配線のシール部に強い力がかかり、シール部を変形させているものがある。そのため、シール性能が保てずコネクタに雨水等が浸入することでショートし、駐車中にバッテリ上がりが発生することがある。最悪の場合、ショートにより発熱することで、周囲の部品を溶損させて火災に至るおそれがある。
改善措置として、全車両、配索を変更するブラケットを装着し、配索し直す。また、配線の点検を行いシール部の変形や水分の浸入があるものは、関連部品を新品に交換する。
不具合は8件発生、事故は起きていない。ドイツ本社からの情報および市場からの報告によりリコールを届け出た。
メルセデスAMG E53 など、電気配線に雨水侵入でバッテリー上がり
2022年09月14日(水) 18時30分
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