国会《Photo by Tomohiro Ohsumi/Getty Image News/ゲッティイメージズ》

残暑が厳しい中、すでに夏季休暇モードに入っている企業なども少なくないが、そうは行かないのが永田町や霞が関周辺で、盆と正月が一緒に来たような慌ただしさのようだ。

自民党総裁の岸田文雄首相が、きょう8月10日に実施する内閣改造と党役員人事の顔ぶれが固まったという。

きょうの各紙も、リニア中央新幹線の東京・品川駅付近の調査掘進の途中でシールドマシンが止まった問題の調査結果を報じた東京を除いて、読売や朝日など5紙が1面トップで「第2次岸田改造内閣の顔ぶれ」を経歴とカラーの顔写真付きで取り上げている。

それによると、全19閣僚中14ポストを入れ替えるという。読売は防衛相に浜田靖一氏、厚生労働相に加藤勝信氏と、いずれも経験者を再登板させるほか、経済安全保障相には自民党政調会長の高市早苗・元総務相を起用するなどと伝えている。

朝日なども「浜田防衛相、高市経済安保相、厚労加藤氏、デジタル河野氏」が見出し。日経は「経済産業相に西村康稔氏、防衛相に浜田靖一氏を起用する」などとして、新しい閣僚や党執行部は新型コロナウイルスの感染急拡大や物価高への対策、エネルギーの安定供給確保、防衛力強化などの政策課題に取り組むと取り上げている。林芳正外相、鈴木俊一財務相、山際大志郎経済再生担当相、それに公明党の斉藤鉄夫国土交通相の5人は留任する。

第2次岸田改造内閣は、自民党がきょう10日午前の臨時総務会で新執行部を正式決定。その後、臨時閣議で全閣僚の辞表を取りまとめたうえで、組閣本部が設置され、皇居での閣僚認証式を経て新内閣が発足するという。

2022年8月10日付

●きょう内閣改造、防衛・浜田、厚労・加藤氏、経済安保に高市氏(読売・1面)

●マツダ営業赤字195億円、4〜6月期、中国の都市封鎖響く(読売・7面)

●トヨタ、一部生産停止(朝日・6面)

●マレリ再生計画が確定(朝日・6面)

●人口減、46都道府県に拡大、コロナで初めて東京圏も、動態調査(産経・1面)

●品川リニア調査中断、添加剤足りず掘削機故障、作業員ミス再開は来年前半(東京・1面)

●四輪駆動モデル、キックスに追加(東京・7面)

●EVを身近な選択肢に、BYD日本法人・劉学亮社長(東京・7面)

●「1円スマホ」緊急調査へ、公取委携帯大手の販売、問題視(日経・5面)

●鉄鋼3社、今期最終減益に、日鉄とJFEHD、収益格差広がる、円安で原材料コスト増(日経・17面)

●出光、純利益一転最高に、今期原油の在庫評価益増加(日経・19面)

マツダ防府第2工場《写真提供 マツダ》 日産キックス e-POWER 4WD《写真提供 日産自動車》 BYD日本上陸《写真提供 BYDジャパン》