三菱自動車は6月30日、『アウトランダーPHEV』のナビゲーションシステムに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは2021年12月10日から2022年5月26日に製造された7812台。
対象車両は、ナビゲーションシステムの制御プログラム設定不備により、起動時にシステム内の情報処理が完了せず、再起動を繰り返す場合がある。また、電源変動等によりシステム内の通信が途絶えた場合、復旧処理が行われないためカメラ映像に切り替わらず、黒画面となる場合がある。
現在、保安基準第44条では助手席側前方の視界確認のためにサイドアンダーミラー(直前直左鏡)またはそれに準ずるカメラの設置が義務付けられているが、不具合により、液晶画面にサイドアンダーミラー確認用のカメラ映像が表示されず、保安基準第44条に適合しなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、ナビゲーションシステムの制御プログラムを対策仕様に書き替える。
不具合は203件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。
三菱 アウトランダーPHEV、サイドアンダーカメラの映像表示できず…保安基準不適合のおそれ
2022年06月30日(木) 17時45分
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