メルセデスベンツ・ヴィジョン EQXX《photo by Mercedes-Benz》

メルセデスベンツは6月23日、次世代EVコンセプトの『ヴィジョンEQXX』(Mercedes-Benz Vision EQXX)が14時間30分の公道走行テストを行い、航続1200km以上を達成した、と発表した。ドイツから英国までの1202kmを、1回の充電で走行している。

ヴィジョンEQXXのEVパワートレインは、次世代の炭化ケイ素を使用した電気モーター、トランスミッション、パワーエレクトロニクスで構成されている。パワーエレクトロニクスユニットは、ハイパーカーのメルセデスAMG『ワン』がベースだ。モーターは最大出力204hpを引き出す。

バッテリーパックを新開発し、蓄電容量を100kWhと大きくするだけでなく、およそ400Wh/lのエネルギー密度を実現した。これにより、大容量のバッテリーパックを、ヴィジョンEQXXのコンパクトな車体に搭載することを可能にしている。

メルセデスベンツ・ヴィジョン EQXX《photo by Mercedes-Benz》 メルセデスベンツ・ヴィジョン EQXX《photo by Mercedes-Benz》