三菱 ミニキャブ-MiEV バン《写真提供 三菱自動車工業》

三菱自動車、四国電力、四電ビジネス、徳島市の4者は6月20日、徳島市役所へのEV導入と実証実験に関する連携協定を締結したと発表した。

今回の実証実験では、三菱自動車が軽商用EV『ミニキャブ・ミーブ』2台を四電ビジネスに提供し、徳島市から得る走行距離や走行時間、電費(消費電力量)などのデータを分析することで、公用車市場を視野に入れた今後のEV開発に役立てていく。

四電ビジネスは、三菱自動車から提供を受けた2台のEVを、メンテナンスサービスを付加して、徳島市にリース提供する。四国電力は、普通充電器2台を徳島市に提供し、詳細な充電データを取得・分析することで、現在商用化を検討しているEV充電サービスの展開に活用。充電器で使う電気は、CO2フリー電気を供給する。

徳島市は、平時は2台のEVを公用車として活用し、CO2排出量の削減効果や充電設備などの使い勝手などを検証しつつ、将来の導入拡大に向けた検討を進めていく。また、非常時(停電時)には、避難所等での電源として活用する。


3社は、徳島市とともに今回の取り組みを機に相互協力して、EVを活用した環境に優しく、災害に強い持続的なまちづくりを推進し、カーボンニュートラル社会の実現とSDGs達成に向けた取り組みを強化していく。

実証スキーム《図版提供 三菱自動車工業》