Nissan Z Racing Concept《写真撮影 雪岡直樹》

日産自動車は4日、富士スピードウェイで開催されている、スーパー耐久の会場にて、富士24時間に参戦している日産Zのレーシングコンセプトを発表。参戦しているうちの1台はカーボンニュートラル燃料を使用して参戦すると発表した。

ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook 第2戦 NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レースに向けた、公式テストから走り始めた『Nissan Z(日本名フェアレディZ)』。ニスモから参戦する1台とMaxレーシングに委託して走らせる1台と合計2台が走行しているが、富士24時間の会場で日産がラウンドテーブルを開催し、今回のレースに参戦するNissan Z Racing Conceptについて説明した。

この車は、ST-Qクラスというメーカーの開発車両が走るクラスで新たな参戦とあり、すでに注目されていた。公式テストでは真っ白なボディだったが、レースウィークになると、ニスモから参戦する230号車は青いラインを引き、Maxレーシングから参戦する244号車は赤オレンジのラインを引いている。

ニスモと言えば赤いカラーが印象的なので、青いラインが意味ありげだったが、今回の発表で、230号車はCNF(カーボンニュートラル燃料)を使用して参戦することが発表された。その意味合いも含めての青いラインなのかもしれない。一方の244号車は普通のガソリンを使い、2台を別の燃料で走らせて、さまざまなデータを収集するのが目的だ。

日産COOのアシュワニ・グプタ氏と日産のモータースポーツビジネスユニットオフィスヘッドで、日産モータースポーツ&カスタマイズの社長を務める片桐隆夫氏が会場で発表を行ない、グプタ氏は「私たちは、常に可能性の限界に挑み、イノベーションを追求しています。そして、ファンにワクワクをお届けすることにおいて妥協することはありません。エンジン音がもたらすワクワク感も、風を切る静かなスピード感も、どちらもお客さまに思う存分楽しんでほしいと思っています」と語った。

また片桐氏は「レースは過酷であればあるほど、多くのことを学ぶことができます。だからこそ、新開発の車両とCNFで24時間耐久レースに参戦するのです。将来の車両開発に向けて多くのデータとノウハウを獲得するのと同時に、ファンの皆様の期待に応える『Z』ならではの走りをお見せしたいと思います」と語った。

4日15時にスタートが切られた24時間レース。2台とも順調に周回を重ねている。

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