1997年スバル・インプレッサ・クーペWRX type R STi Ver. IV(参考)《写真提供 SUBARU》

英国のプロドライブ社は5月18日、『P25』を5月25日に初公開すると発表した。ティザースケッチからは、初代スバル『インプレッサ』の2ドアクーペ、「リトナ」をベースにした『インプレッサWRX』のレストア車が登場する可能性がある。

プロドライブ社は1984年、デビッド・リチャーズ氏が設立した。1990年から、SUBARU(スバル)のパートナーとしてWRC(世界ラリー選手権)に参戦し、1995〜1997年の3連覇に大きく貢献した。2008年、スバルがWRCのワークス参戦を中止してからは、独自の活動を続けている。

1997年、WRCはレギュレーション変更により、参加メーカーの多くがWRカーに移行した。当時のスバルは初代インプレッサの2ドアクーペ、リトナをベースにWRカーを開発し、WRCに参戦している。

プロドライブ社は5月25日、P25を初公開する予定だ。ティザースケッチは、WRC参戦車両のベースとなった2ドアクーペのインプレッサWRXのシルエットを紹介している。

1996年に登場した『インプレッサクーペ 2.0 WRX タイプR STi バージョン』には、EJ20型2.0リットル水平対向4気筒ガソリンターボエンジンを搭載。最大出力280psの性能を誇っていた。すでに生産終了から20年以上が経過しており、プロドライブがレストアを手がけて5月25日、P25として発表する可能性がある。