セノプロトラックス(ジャパントラックショー2022 パシフィコ横浜 5月12〜14日開催)《写真撮影 GA》

「あれ、これどっかで見たことあるレーシーなデザイン。しかも、めっちゃかっこいいじゃん!」

ジャパントラックショー2022(パシフィコ横浜 5月12〜14日開催)で来場者たちがこう発するのが、奈良市に本社をおくセノプロトラックスのブース。

「実用的で格好いいトラックをつくりたい」という瀬野博之代表の思いが結実したセノプロトラックスのカスタムトラックがずらりと並ぶなかで、注目を集めた1台が、この三菱ふそうトラック・バス『スーパーグレート』ベースのカスタムトラックだ。

「どこかで見たことあるデザイン」と思ってブースに近づくと、このトラックのとなりには、日本が世界に誇るカスタムブランド「リバティーウォーク」が FORMULA DRIFT USA 参戦を想定してチューニングした、日産『GT-R』ベースの4ローター搭載ドリフト仕様の過激マシンがある。

このリバティーウォークデザインのスーパーグレートは、セノプロトラックスとリバティウォークがコラボして手がけた「たった一台のめちゃかっこいいスーパーグレート」で、「われわれリバティウォークがトラックをカスタムデザインするとこうなるよ、ということ」だそうだ。関係者によるとすでに複数台の注文があるという。

説明ボードには「Designed by Liberty Walk」「Built by SenoPro Trucks」「Owner:HAYASHI SHOUKAI」とだけ記されていた。「自分が乗るんだったら、こんなトラックに乗りたい」という想いでトラックカスタムを手がけるセノプロトラックスが、世界屈指の国内カスタムファクトリー リバティウォークに声をかけ、「ただただかっこいいトラックをつくった」という。

迫力あるグリルとその表情、前から後ろまで有機的につながるフェンダー、キャブ上のフィン、片側2本出しマフラー、迫力あるタイヤレター、そしてぎりぎりまで下げた車高と、どこからみてもかっこいい。

「子どもたちがトラックドライバーにあこがれるようなクルマをつくりたい」という彼らの想いが結実したかたちのリバティーウォーク×セノプロトラックス スーパーグレート。このセノプロトラックスのブースだけは、業界関係者よりもトラックファン、モータースポーツファンが常に出入りする姿があり、違った雰囲気で盛り上がっていた。

実は、すでにリバティウォークとセノプロトラックスがコラボした第二弾もデザインが決まっているという。ベース車両は日野『プロフィア』というから、迫力あるかっこいいトラックができあがることを期待したい。

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