ジャパンインターナショナルボートショー2022 ホンダブース《写真撮影 小松哲也》

ホンダは3月31日にパシフィコ横浜などで開幕したジャパンインターナショナルボートショー2022で、ゴムボートなどの小型船舶向けに開発を進めている電動船外機のコンセプトモデルを一般公開した。

ホンダは2021年11月に着脱式可搬バッテリー『ホンダモバイルパワーパック』を動力源にした電動船外機のコンセプトモデルとして小型電動推進機構を技術発表している。ボートショー2022のホンダブースではそのコンセプトモデルをモバイルパワーパックとともに一般公開している。

ホンダではモバイルパワーパックを活用した電動モビリティとしてビジネスバイクをすでに実用化している。電動バイクではモバイルパワーパックを車体内に搭載しているが、小型電動推進機構はゴムボート内に置いたモバイルパワーパックをケーブルで接続する外付け型を想定している。

開発に携わる井手真一チーフエンジニアは「様々なモビリティや暮らしを支える蓄電池、ストレージとして開発したモバイルパワーパックを海のモビリティにも活用できるようにしたのが、小型電動推進機構コンセプトモデル」と開発の背景を明かす。

ホンダのブースでは『BF150』など1月に販売を開始した新型の大型船外機から、2馬力の小型船外機まで様々なクラスの船外機を出展。このうち2馬力モデルの『BF2』は単体展示に加えて、ミニボートやアルミカヌーへの搭載、さらには『N-VAN』とともにコンセプト提案している。

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