オーストリアのレーシングカーブランド「KTM」が開発を進める、レーサー『X-BOW GT2』のロードゴーイングカー(公道仕様)。その市販型の最新プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。
スカンジナビア北部の氷上に出現したプロトタイプのフロントエンドには、アグレッシブなリップスポイラーを装備、鋭いヘッドライトが確認できる。注目はドアのないボディだ。ガラスのコックピットはフロントガラス前方をヒンジで固定する、ジェット戦闘機風のキャノピー式コックピットが採用されている。
後部には巨大なスワンネックウィングを装着。雪で見え辛いが、その下部には攻撃的なディフューザーが装備されている。
このモデルはロードゴイーングカーながら、カーボンモノコックにカーボンファイバー強化ポリマーのボディパネルを装着する本格派。レース仕様「GT2」の重量は約1000kgだが、公道仕様では若干重量が追加されると思われる。
レース仕様の心臓部には、アウディ『RS3』と同じ2.5リットル直列5気筒ターボチャージャーエンジンを採用。最高出力600psを発揮し、後輪を駆動する7速ダイレクトギアボックス、バックアスクルにはコーナリング時のトラクションを向上させるリミテッド・スリップ・ディファレンシャルを搭載する。ロードゴーイングカーバージョンにどこまで反映されるか注目される。
X-BOW GT2公道バージョンのワールドプレミアは、最速で2022年内、遅くとも2023年前半には行われるだろう。
コックピットはまるで戦闘機!? KTM『X-BOW GT2』公道仕様をスクープ!
2022年02月20日(日) 08時00分
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