ワイルドな表情、力強い足回り、いかついエブリーをつくるのは、島根県益田市に本社をおくスマイルファクトリーの『オフタイムトラベラー・クロスカントリーパッケージ』。ワイルドな面構えとは対照的に、居心地は快適でより深い眠りの時間もくれるという。
ジャパンキャンピングカーショー2022(幕張メッセ、 2月10〜13日開催)で展示したこのデモカーは、スズキ『エブリイ』をベースに、スマイルファクトリー独自のリフトアップを施し、14インチアルミホイールJWL-T+オフロードタイヤを履く。「サスペンションストロークを犠牲にせず、伸び縮みともに、有効ストロークを実現した公認(車検対応)モデル」ということで、このデモカーも軽自動車の黄色いナンバーがつく。
タイヤの後ろに隠れるサスペンションは、米国モンロー社製のマックスエアショックを、スマイルファクトリーがキャンピングカー用にオリジナルセッティング。エアバッグとショックアブソーバーを同軸一体化したコンパクト構造で、取り付けスペースの少ないキャンピングカーでも難なく装着できる。
また、エアバッグのエア圧はフロント・リアで独立調整が可能。コンプレッサーを搭載し、運転席でエア圧を調整できるのもうれしい。路面状況や積載量の変化にも対応し、さらに停泊中のエア圧を最大にしておけば「寝返りを打っても揺れない」という軽キャンパーには重宝する機能も持ち合わせる。
「島根県益田市からスタッフがみずから運転して千葉・幕張メッセにやってきたときも、停泊中にエア圧を最大にして眠ると、ほかの軽キャンパーとは違う安眠も実感する。強風のときなども、横揺れやふらつきがおさえられて、走りの違いも実感するはず」
このスズキエブリーベースのオフタイムトラベラークロスカントリーパッケージは、こうしたサスペンションキット・エアサスコントローラースタンダードのほか、40ミリリフトアップスペーサー、フロントハーフバンパー、スキッドバンパー、リアハーフバンパー、LEDテールレンズ、フォグランプ、リアマフラーカッター、リアオーバーフェンダー、ラテラルロッド(調整式)などが標準装備で加わる。
380万円で手に入る、ワイルドで居心地のいいエブリイは、乗車定員4人・就寝定員2人の“快眠移動ホテル”。島根から千葉へ、1000kmの移動も深い眠りへと誘ってくれる仕掛けがあるならば、選択肢のひとつになるかも。
よく眠れる軽キャンパー、オフタイムトラベラーの車高調…ジャパンキャンピングカーショー2022
2022年02月13日(日) 14時30分
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