フィールドライフ・バロッコKパッケージ(ジャパンキャンピングカーショー2022)《写真撮影 関口敬文》

2月13日まで幕張メッセ国際展示場で開催されている『ジャパンキャンピングカーショー2022』。フィールドライフ販売のブースでは、ダイハツ『ハイゼット・エクストラ』をベースにした軽キャブコンバージョン『バロッコKパッケージ』が展示されていた。

「軽キャンパーで本格派モーターホームを作ること」をコンセプトにしたモデルということもあり、装備は充実しているのが特徴。家具や内装は自社工場でひとつひとつ手作りで生産しているとのこと。今回の展示車両は『Kパッケージ』と名付けられた、ユーチューバーの『ケンキャン』とコラボレーションしているモデル。内装にブラウンカラーが採用されたり、冷蔵庫が上開きのものから引き出し型に変更されたりなど、使いやすさや便利さにこだわったモデルとなっている。ソーラーパネル、19インチテレビ、ポータブルクーラーなど豪華装備を満載しているため、価格については600万円に近い。

説明担当者に軽キャンパーの動向や、売れ筋について話を聞いた。それによると、価格については、軽トラックベースのためボディを別途作る必要があり、どうしても販売価格は上がってしまうとのこと。ただしイチから作るため、ボディには断熱材を入れ、ボディフレームの曲面を減らし、家具などが設置しやすいという利点もある。購入を希望する顧客の多くは、フルオプションに近い製品を望む方が多いとのことで、お客様によっては700万円に近いモデルを選択される方もいるのだとか。

コロナ禍によって販売台数が増加したかについては、コロナ禍というよりも東日本大震災以降、災害対策車としての役割も兼ねて購入されるユーザーが増えたとのことだった。1カ月に4〜5台程度しか生産できないため、納期が遅れている状況という情報も得られた。ハイゼットベースの車両だったので、先月発売が開始された改良新型ハイゼットトラックへの対応について確認したところ、現在対応中で今月中には新しい展示車を完成させたいとのことだった。

フィールドライフ・バロッコKパッケージ(ジャパンキャンピングカーショー2022)《写真撮影 関口敬文》 フィールドライフ・バロッコKパッケージ:リアボックスが装備されている(ジャパンキャンピングカーショー2022)。《写真撮影 関口敬文》 フィールドライフ・バロッコKパッケージ:ソーラーパネルも装備(ジャパンキャンピングカーショー2022)。《写真撮影 関口敬文》 フィールドライフ・バロッコKパッケージ:Kパッケージは、シートの色は特別色のブラウンカラー、そしてテーブルは跳ね上げ式に変更されている(ジャパンキャンピングカーショー2022)。《写真撮影 関口敬文》 フィールドライフ・バロッコKパッケージ(ジャパンキャンピングカーショー2022)《写真撮影 関口敬文》 フィールドライフ・バロッコKパッケージ:ポータブルクーラーも装備されて、夏でも快適に過ごせる(ジャパンキャンピングカーショー2022)。《写真撮影 関口敬文》 フィールドライフ・バロッコKパッケージ:クーラーの吸排気用小窓を装備(ジャパンキャンピングカーショー2022)。《写真撮影 関口敬文》 フィールドライフ(ジャパンキャンピングカーショー2022)《写真撮影 関口敬文》