ソニックプラス カスタム SC-206M《写真提供 ソニックデザイン》

ソニックデザインは車種別専用設計のスピーカーパッケージ「ソニックプラスカスタム」の新製品として、メルセデスベンツ『Cクラスセダン(W206)』専用モデル「SC-206M」を2022年3月18日より全国のソニックプラスセンター、ソニックデザイン製品認定販売店、メルセデスベンツ正規販売店(一部を除く)にて発売する。価格は38万5000円。

ソニックプラスカスタムシリーズは、車種別専用スピーカーパッケージの最高峰「ソニックプラス ザ クレスト」の設計コンセプトを継承したシンプルな構成ながら、高純度な音質と精度の高い取り付けを最高度で両立。今回、新型Cクラスセダン(W206)専用スピーカーパッケージ「SC-206M」をラインアップに追加する。

音楽の主要帯域をクロスオーバー(帯域分割)なしで再生するスーパーフルレンジ思想や車種別専用設計などをソニックプラス ザ クレストから受け継ぎながら、CMF振動板採用の52mmユニット「SD-N52M」型や、アルミダイキャスト製バッフルと特殊樹脂製バックチャンバーを組み合わせたアルミハイブリッドエンクロージュアなどを採用し、さらなる高音質とフィッティングを追求。純正サウンドシステムとの組み合わせで、良好な音色バランスと好みの音質・音量が得られるようにオーナー自身で調整可能な設計としている。

SC-206Mは、フロント・リアドア各両サイドの純正ドアスピーカーと交換装着する計4モジュールで構成。付属のアディショナルコンペンセーターを使って純正サブウーファー(助手席足元)を活用する。取り付けに際しては、他のソニックプラス製品同様、車両側の加工は不要。配線接続もカプラーオンで行えるため、ソニックプラスセンターやカーオーディオ専門店、最寄りのメルセデスベンツ正規販売店で安心して依頼できる。またオーナーの要望に応じて取り外しや再装着でき、将来の乗り換えの際に車両の資産価値を損なう心配もない。なお新製品は純正「ブルメスターサラウンドサウンドシステム」装着車には取り付けできない。

スーパーフルレンジ思想を継承したシンプルな構成
ソニックプラスカスタムのために開発した52mm口径ワイドレンジドライバー「SD-N52M」型とアルミハイブリッドエンクロージュア、アコースティックコントロールエレメントを組み合わせた新設計エンクロージュア一体型52mmワイドレンジドライバーモジュールを全スピーカーに採用。「スピーカーを小さく、スピーカーを少なく」というソニックデザイン独自のスーパーフルレンジ思想を忠実に反映させ、純正装備のソースユニットやパワーアンプを活かしながら、情報量豊かで密度感あふれる中音域、長時間のドライブでも聴き疲れしない自然な高音域、そして色付けのない正確な音色バランスを実現する。

敢えて別体トゥイーターを排したフルレンジ再生とすることで、ナチュラルな聴き心地、小口径特有の“点音源再生"のメリットを提供。音量を上げずとも心地よく聴けるクリアサウンドを楽しめる。また装着後の外観も、希望により各グリルに装着可能な「Sonic Design」ロゴバッジを除いて純正スピーカーからの変更はなく、インテリアの雰囲気を損なわない。

52mmワイドレンジドライバー「SD-N52M」型を採用、純正サウンドシステムとのマッチング性も追求
52mm口径ワイドレンジドライバー「SD-N52M」型は、上級機に採用されたハイエンド52mm口径ワイドレンジドライバー「SD-N52N」型および「SD-N52R」型の高度な基本設計と製造技術をベースとしながら、振動板をクロスカーボン系のCMF(クロスマイクロファイバー)に置き換えることで純正サウンドシステムとのマッチング性も追求した。音楽の主要帯域を1本のユニットで再生する驚異的なワイドレンジ特性によって、従来のHiFiカースピーカーでは不可欠だったクロスオーバー(帯域分割)の設定から解放されたストレスフリーな信号の流れを実現。出力の限られた純正アンプでも鳴らしやすく、クリアで快活なサウンドが楽しめる。

純正スピーカーの取り付け方法を最大限に活かす完全専用設計
新製品は、新型Cクラスセダン純正スピーカーの取り付け方法を入念に実車検証した完全専用設計のスーパーカスタム仕様で、アルミハイブリッドエンクロージュアを全モジュールに採用。アコースティックコントロールエレメントを組み合わせた新設計ダンプドブラケットを採用することで、高剛性・低共振をさらに徹底させた。加えてユニット背面の密閉構造により、高速走行時の音質阻害要因となる気圧変化などの外乱やドア内の湿気に起因するスピーカーユニットの経年劣化なども低減。実使用状態での音質や長期にわたる信頼性に貢献する。

また、デッドニング(防振)などの後加工なしで不要共振を抑えたクリアなサウンドを再現し、車外への音漏れも大幅に低減。さらに、ダンプドブラケット一体型フルレンジモジュールは、車両側への加工をいっさい行うことなく純正スピーカーと同様の方法で精度が高く、短時間で交換装着できる設計としている。

純正ドアスピーカーのポテンシャルを最大限に引き出すアコースティックコントロールエレメント
純正ドア/純正トゥイーターグリルの周囲にはアコースティックコントロールエレメントを取り付け、スピーカー前面と内装材との間に発生する反射や共振などを抑制。Cクラスのドア内構造に合わせて最適化したエレメント形状と、特別に吟味したマイクロラバーセル構造のエレメント材が優れた整音・導音効果を発揮し、こもり音の少ないクリアで自然な音を引き出す。また新設計ダンプドブラケットのバッフル面およびスピーカー周囲にもアコースティックコントロールエレメントを取り付け、中音域の反射を防ぐことでさらに音質を最適化している。

また、純正サブウーファーからの音質を調整し、最適化するアディショナルコンペンセーターを付属。新世代メルセデスベンツ車の純正サウンドシステムの特徴である助手席足元のサブウーファーを有効に活用し、サウンドのトータルバランスを整える。

アコースティックコントロールエレメント《写真提供 ソニックデザイン》 エンクロージュア一体型52mmワイドレンジドライバーモジュール《写真提供 ソニックデザイン》 メルセデス・ベンツ新型Cクラスセダン《写真提供 ソニックデザイン》