時代の流れとともに、固定電話から携帯やスマホに移り変わるなど、日常生活で使う持ち物を見渡しても、大きく様変わりしているが、そんな中、決済手段での利便性という点では、鉄道のICカード乗車券ほど使い勝手がよいものはないようだ。
そのJR東日本のICカード乗車券『Suica(スイカ)』が発売から20周年を迎えたという。きょうの読売が「政治・経済面」で取り上げているが、それによると、発行枚数は9月末時点で8759万枚にのぼるそうだ。
ペンギンのデザインでおなじみのSuicaが登場したのは2001年11月18日、首都圏の約420駅で使えるIC乗車券としてサービスを開始したという。その後、私鉄など他の交通機関でも利用できるエリアの拡大に加え、2006年には携帯電話で使える「モバイルSuica」を導入。すでにその発行枚数は1500万枚を超え、ネット通販や金融サービスなど、様々な事業を展開する基盤になっているという。
また、JR東では、本業の鉄道事業がコロナ禍で打撃を受けていることからも、Suicaを始めとする非鉄道事業を強化する方針で、「Suicaの利用で顧客を囲い込む独自の『経済圏』を築き、収益の柱にしたい考えだ」とも伝えている。
2021年11月22日付
●テレワーク「現状維持」56%、企業コロナ対策調査、3割弱は「縮小」(読売・1面)
●Suica8759万枚、発売20年独自経済圏狙う(読売・4面)
●鉄道と安全、長距離・高架…新幹線の防犯は、客室にカメラ・情報共有用スマホ・座席を盾に(朝日・29面)
●京王線殺傷再逮捕へ、放火、乗客への殺人未遂容疑(朝日・29面)
●直下型に備え首都高封鎖せよ、警視庁など地震訓練(東京・22面)
●三菱PHV、東南アジアで3車種、次世代車へ「つなぎ役」中国勢の格安EVに対抗、日産も投入検討(日経・5面)
●EVの軽トラック、HWエレクトロ、249万円(日経・5面)
JR東日本の「Suica」発売20周年、非鉄道事業の収益源に[新聞ウォッチ]
2021年11月22日(月) 08時53分
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