メルセデスベンツ Gクラス《photo by Mercedes-Benz》

メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)は10月6日、サブブランドに位置付けている『Gクラス』の2021年1〜9月の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は3万1637台。前年同期比は29.6%増だった。

メルセデスベンツは、電動化の加速を中心にした新戦略を掲げている。メルセデスベンツの新戦略では、高い収益性を伴う成長を重視する。構造的に高い収益性を確保するために、最も収益が得られるカテゴリーと競合激しいセグメントに、製品開発リソースと資金を集中していく。

新戦略のひとつが、サブブランドの拡大だ。メルセデスベンツには現在、サブブランドとして高性能な「メルセデスAMG」、超高級車の「メルセデスマイバッハ」、電動車専用の「メルセデスEQ」がある。新戦略では、伝統のオフローダーのGクラスを、新たにサブブランドとして追加した。今後、EVの設定などを計画している。

現行Gクラスでは、伝統の悪路走破性は健在だ。フロントアクスルのダブルウイッシュボーンは、サスペンションのサブフレームを介さず、ラダーフレームに直結させた。リアはリジットアクスルとした。悪路走破性の高さを示すアプローチアングルは31度、デパーチャーアングルは30度、ランプブレークオーバーアングルは26度。最低地上高は241mm、としている。

メルセデスベンツ Gクラス《photo by Mercedes-Benz》 メルセデスベンツ Gクラス《photo by Mercedes-Benz》